*黎明ノォト*

2013年09月02日(月) 感覚の一般化



この10年、仕事中に愛用していた時計がある。大学卒業時に母に贈られたボーイズサイズのXCだ。
好きすぎて、何度か書いていると思う。

私が選んだからもちろん形は気に入っていて、深い青の文字盤が当時はちょっとステキで自慢だった。


フェイスが大きく、クロノグラフがついていて、そのうちのひとつがストップウォッチで使い勝手がよい。

オフタイム用にはもう少しお姉さんらしいかわいいものを持っていて、もうこれで完璧。


いつしか電池交換の頻度も上がり、前回はオーバーホールを勧められた。いくらですか、と聞くと中身全取り替えになって数万とのこと。元値の半額以上だったから次は買い換えようと決めた。


*****


そうこうして購入した時計は、まずまず女らしく、かといって華奢すぎず、試着してステキだったから決めたのだけれど、その売り場で一番売れているものらしかった。
若い頃なら「一番売れてる」は避けるべき要素だったし、「女らしい」ものも選びはしなかったので、時間の経過をひしひしと感じる。
が、やはりいまは思う。売れてるものって、やはり素敵だから売れているんじゃないかなぁと。当たり前だけど、知らなかった。


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那音 [MAIL]

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