長女Iはよく眠り、よく泣き、よくミルクを飲む。私の社会復帰に向け、Iも保育園へ通い始めた。通うたび、少しずつ、お別れの泣きが少なくなる。私は(意外でも何でもないけれど)Iが泣いててもじゃあね、と明るく別れられる。別れたあとはちょっとくらいさみしいが、喪失感を感じるほどではない。というより、本当はとてもありがたい。我慢している、と思われるIにも感謝を。うーん、そのうち我慢もなにもなく保育園に通い、むしろ休日におともだちのいない自宅で我慢する、という状態になるのかもしれない。