自分のことは棚に上げといて・・・
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2008年08月03日(日) |
映画「闇の子供たち」 |
シネマライズで「闇の子供たち」を見てきた。
「ドキュメンタリー」ではなく「映画」という体裁をとっているけれど、取り扱っている題材が「幼児売買春」「人身売買」といったことから見る側の覚悟が問われる作品だと思う。
ただ、間違いなく「衝撃的」ではある。
少なくと私が今年見た映画の中では一番、いろんな人に見て欲しいと思える作品だった。
ただ、生理的に受けつけない人もたくさんいるだろう。 よく「R15指定」がつかなかったものだと思う。
http://www.yami-kodomo.jp/theater.html もっとも、上映館のこの少なさが今のこの国のモラルをあからさまに示しているものであるような気もする(苦笑)
作品としての質と興行的に上手くいくというのは、残念ながら一致するものではない。 それはわかっているけれど、露出の少なさいかんともしがたい。
何度も言うけれど、衝撃的ではあるけれど、そこには「感動」や「カタルシス」はない。 ただ、人間の仄暗い感情が映し出せれていく。
ラスト5分で映し出される「衝撃的な展開」も、ああなるほどと思わせる説得力がある。 ただ、そこへ導くためのラストイベントは少々強引過ぎるような気もしたけれど・・・。
上映館の少なさはネックだけれど、機会があるのであれば見て欲しい作品だとは思う。
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