「雲のむこう、約束の場所」考察3(ネタばれ、12/18更新) - 2004年11月30日(火) ○灯台下暗し 一時期、佐々木さんたちとも話題にしていたのですが・・・。 『へいこうせかい』は『並行世界』なのか『平行世界』なのか、という 話題です。 新海さんのHPの「雲のむこう、約束場所」の紹介コンテンツの中にある 物語の紹介のなかで 『それから数年後。タクヤは政府諮問の研究施設に身を置き、 サユリへの憧れを打ち消すように「平行世界」と「塔」の研究に没頭していた』 と書かれた文章があることに、ついさっき気がつきました。 ○忘れ去られたバイオリン 物語後半、ヒロキが演奏するバイオリンですが、アレってやっぱりサユリの バイオリンですよね? サイレントバイオリンをもっているのはわかりますが、それ以外にもう一台 ヒロキがバイオリンを持っているとも思えないし、もっていたとしても、 わざわざ廃駅にもってくることはないだろう。 物語の展開上どう考えてもあのバイオリンは、サユリのものだとは 思います。 でも、音楽の授業で使うアルトリコーダーならまだしも、バイオリンを 置いたままでサユリが帰宅するというのは個人的に考えられないのです。 劇中に何度もバイオリンを持って歩くサユリの姿がありますが、あの様子を 見る限りは廃駅に置いたままにしなければならないような事態があったとは 想像できないのです。 ○マキさんはケーキマニア? (島村さん&佐々木さん情報) 蝦夷製作所を訪れたマキが持ってきたケーキ。 箱に「キルフェボン "Qu'il fait bon"」との文字が読み取れるとのこと。 (フランス語で「なんていい陽気なんだろう!」との意味) ラベルのロゴの字体や、テイクアウトボックスの「LA POSTE」の表記から、 この店ではないかとのこと。 問題は、このお店、青森には支店がないということぐらいかな・・・。 ○あの塔の向こう側 北海道の真ん中に建つあの塔。 ただ、ヒロキ達の住む街の真北にあるというわけではないようだ。 サユリがはじめて蝦夷製作所を訪れた時、列車がホームに入ってくる シーンで、列車は左から右へ進行してきました。 で、その列車の向こうには高くそびえるユニオンの塔がありました。 あの列車は津軽線のはずですから、列車の向こう側は南or西になるはず 何ですけど・・・。 工場の2階の階段部分で富澤と携帯電話で話をする岡部。 正面にはあの塔は。そして手すりから伸びる影は右上から左下へ。 夕陽が塔の左からさすっていうのはどうゆうことだろう? ○バリアフリーをめざして もはや表題に意味はない(苦笑) 佐々木さんも指摘している青森アーミーカレッジないのエレベーター。 エレベーター内に障害者用のスイッチはあるものの、車椅子の人用に 本来であれば設置されるべき壁正面部分に鏡が設置されていない。 また、入り口部分には障害者用のスイッチは見られない。 ○二人は飛び込み選手? 廃駅で何とかサユリの手を捕まえたヒロキだったが、その努力の甲斐も なく二人は揃って水たまりへダイブ。 二人揃って着水したはずなのに、水上に出来た波紋はひとつだけだった。 ○重箱の隅は、つつくためにある。 一人暮らしをするヒロキ。 岡部からの手紙を読む直前に、コンロでお湯を沸かすのだけれど、 ヤカンのむきがどうにもおかしいような気がする。 サユリを連れ出すためにマキの左胸からIDカードを引きはずす拓也。 IDカードは拓也の手に、そして彼に走り寄るマキの左胸部分にはID カードを固定していたビニール製の部品が・・・無いのは何故? 廃駅で作業を続けるヒロキとタクヤ。 電気、水はどうやって手配していたのだろう? 三年ぶりに実家へ戻るヒロキが乗り込んだ新幹線。 あのスタイルの新幹線で座席が2席、2列というタイプの車両は あるのでしょうか? 病院からサユリを連れ出したタクヤ。 蝦夷製作所から廃駅まで、あの身体で意識のないサユリをおぶっていった のだろうか? 途中、墓や、森のような場所を抜けていくのだから、アレ以上車で進んでいく のは無理だと思うけど・・・。 あれだけ吹雪いていたのに、ほとんど雪が積もっていないし。 ベラシーラが塔へ向かう。 軽トラック脇で空を見上げる岡部。画面右がわは田園風景。 そして、設置されているガードレールの向きはあれであっているの? 私の目には田園側からガードレールが設置されているような 気がしてならないのだけれど。 ○岡部は右利き? 左利き? 普通に見ていれば、素直に右利きとは思います。 箸も右手で使っていたし・・・。 ただ、製作所でヒロキを取り押さえたときに、右手で銃を取り出して いるのは確認したのですが、そのあとヒロキを右手で押さえ込み、 左手に銃を握っているのです。 しかも、左手はこの間蝦夷に行ったときに銃撃を受けて包帯をしていた はずなのに・・・。 普通に考えれば、左手で押さえつけて右手に銃を持つような気がするので すけど。 まあ両刀使いなのかもしれないし(爆) -
|
|