2009年03月03日(火) |
降雪>都心でも 甲信や関東南部では大雪の見込みも |
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◆日常
家人も私も休日だったが、朝から「今日は最高の思い出を作るぞー」と張り切る保育園児がひな祭りコンサートを楽しみにしていたため、家人と私はだらだらと過ごした。 ケロを迎えにいってからケロの意向で回転寿司を食べ、スタバでケーキとココアを食べてケロの最高に楽しい日、終了。
◆日常2
保育園ミッションやらなくてよくなって、思わず携帯メールを見ながら「よっしゃっ!」
◆読書
森田たま「きもの歳時記」
「もめん随筆」で有名な森田たまさんの昭和44年に刊行された本。カビ臭のする本が他館取り寄せで届いた。吉川英治氏が紋付を着ないわけ、節分のお化け、「紫の似合はぬ日本の女は、一人もない。」結城縮を紡績と見まがえた知人の話、「まづ冬の綿入からはじまって、口わた、袷せ、ひとへ、うすもの、上布、秋にはまたひとへ、袷」鈴木三重吉の「即席の三重吉漬(炊きたてのあついご飯にビールをかけて醗酵させ、その中へ細いきうりを丸ごと四時間ばかり漬けておく。程よくつかったところを見計らひ、今度はそれを冷蔵庫へ二時間ほど入れておいて、それから食卓へ出す)」、ひいおばあさんくらいが着た水色の麻の紋付にじょきじょきはさみをいれて作ってもらった肌襦袢、砧で打ってしなやかにした木綿のひとへの襟、「(黄八丈の丹前について)八端などとちがってぶつぶつしたところはなく」、藤田嗣治に惣菜を届けた思い出(「幸運の黒猫ですよ」)、絹の美しさ(平結城を木綿と間違えられたこと)などなど書いてあった。どこかに素袷の話も出てきた筈だが、そういう今は見ない風俗についても普通に書き流されていて気にかかる。古いことはすぐに忘れられていくのだな。
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