2008年07月28日(月) |
灘高・村下さん連続の金 ハノイで国際物理五輪 |
共同通信 7/27 メタボ健診>自治体の6割「見直し」1割「廃止」求める 毎日新聞社
◆ニュース
灘高って関東に住んでて進路として考えたこともない私には「ふーん」という程度の関心しかない学校だけど、本当に頭のいい人はやっぱりこういうところにいるんだな。
◆日常
今週の出来事ではないけど、キッチンの床に冬に敷き詰めた、表面にコルクを貼ったPVC製のパズルマットが暑さで膨張して凸凹。敷きなおしが面倒だし冬には元にもどるだろうとそのままにしてるけど、こんなに膨張するとは思わなかったので驚いた。掃除機がかけられない。
乾燥機の排気口のホコリが取れるかと思って掃除機で吸ってみることにした。掃除機の先を全部取って蛇腹のホースだけにしてから「さて、スイッチ・・・外した方についてるじゃん!」とショックを受けていたら、いつも何に使うのか分からなかったコード巻取りボタンの隣のボッチが代替スイッチだった。いいこと知った。ついでに洗面所の天井にある換気口の奥も掃除してみた。 以前買った排水管清掃用のワイヤーは、排気口の口径が大きすぎてほとんど役に立たなかったこともここに書いておく。スポンジとかつけたらまた違うかもしれないけど、ホコリを奥に詰めるのもまずそうだし、掃除機に延長ホースをつけて吸ったほうが効果がありそうだ。
今年もまた突然家人から「直近3か月分の給与明細と源泉徴収を・・・」と言われて期限を聞いたら翌日〆だった。その日の夜に揃えたが急に言われるとムカつくのでばたばたするので、備忘として記録。7月25日が締め切りで5,6,7月分の給与明細+前年の源泉徴収票が必要!
土曜日夜、外で花火の音がするのでケロが「何かしらー?」とそわそわ。花火は見えなかったが隅田川の花火をTV中継していたのでTVで花火を見せた。すると眠いのもあって途中で「おまつりにいきたーい」と泣き出してシャワーを浴びさせたがそのまま泣き寝入り。
翌日曜日は、歯医者の予約があったのでケロを連れて出かけると、なんと、近くの神社のお祭りだった。「(ケ)ちゃんがお祭り行きたいって言ったから、お祭りあったよ」と言うと上機嫌。御神輿わっしょいを見て、ケロ念願のわたあめを買い、かき氷を食べ、たこやきを食べ、プラスチックのキラキラすくいをして、大満足で帰宅。でも次のお祭りでは「おさかなすくい」がしたいそうだ。
◆ケロ傷病
この前気付いたケロの前歯の裏つけ根の茶色い部分。先生に「虫歯だと思うんです」とまた暗い顔で申告したが、虫歯というほどのものではないそう。「ジュース飲むときストロー使ってる?」と訊かれて「使ったり使わなかったりです」と答えると「ストローでジュースを飲むのが前歯の裏の虫歯の原因」と言われた。(ハイチュウとあと何だかが奥歯の虫歯の原因になりやすいそう。)哺乳瓶やストローで甘い飲み物を飲むと、歯の裏が溶けるんだそうで。恐ろしい。「ちょっと溶けてるところに麦茶の着色があるけど、虫歯というほどではない」らしい。しっかり磨いてまた1ヶ月に見せることになった。
私は元々ケロが甘い飲み物を飲むのはいいことだと思ってなかったので、これを期に甘い飲み物は禁止するよ。甘い飲み物なんてなくても日常困らないと思うんだ。(先生は「ジュースを飲むなとは言わないから、コップで飲むようにして」と言われたが。)
あとケロが自立心を出して「全部ぴっかぴか。仕上げ磨きいらない。」と言うのを真に受けてさぼったりしていた仕上げ磨きを強制的にやることにした。喉元過ぎても忘れないようにしなくては。
・・・自分の虫歯と知覚過敏も気になってるんだけど、そっちはまた今度。
◆読書
クラウス・コルドン「ベルリン1933」
ベルリン三部作のニ作目。一番最初に翻訳されたらしい。ナチス台頭前夜のベルリンを描く。
AEG工場とシェーリング化学(シェリング・プラウのシェリングか)の周りの安アパートに暮らす労働者達。非常に劣悪な住宅事情、食糧事情で働き、労働条件の向上を求めてストライキを起こしてもすぐスト破りが起きて、ストライキに参加した人はすぐ解雇される。失業者があふれている。 こんな社会情勢では共産主義・社会主義に共鳴する貧困層が増えても当然だが、共産党と社会民主党は主張の違いとと権力争いで衝突を繰り返し、民衆をうまくまとめることができない。
そんな中にナチ党が台頭してきて、民主主義では上手くいかないから、ヒトラーに任せろと言う。富裕層はヒトラーに賛成はしていないが、共産主義・社会主義で社会制度改革が起こるよりも安全な(と思えた)ヒトラーに協力する。貧困層は、今まで持てなかった権力や未来が約束されることに惹かれてナチ党に入党していく。そうならなかった者はテロの疑いをかけられて本の最後では1,500人が逮捕される。
・・・という社会情勢の中で、主人公のハンス(一作目の主人公だったヘレの弟)は体操クラブの指導員のつてで14歳でAEG工場に就職し、同じく工員の少女と出会って恋をはぐぐみ、政治には無関心でいたのに段々考えざるを得ない環境になって、変わっていくという話。
最初はちっとも面白くなくて、かなり苦痛だった。読みきれなくて一度返却して借りなおして期間延長してようやく読了。何故恋愛話が入るのかと思ったが、実は恋愛の相手はユダヤ人とドイツ人のハーフ(というのか?)だったというのが、この物語にユダヤ人について語らせる仕掛けになっている。
読んで胸躍る本ではないが、読まずに済む本とも思えない。何て言うのかな、こういう時代と場所があったことをフィクションであっても読むことで、やっぱり過去から学ぶことができるんじゃないかと思う。(でもこれ本当に児童文学として書かれたの?)
榛野なな恵のマンガ「Papa told me」で、女性は女性らしい体型じゃないと・・・みたいな発言に登場人物が「そういえば同じようなことを言ってた政治家がいましたね」「誰」「ヒットラー」という会話があった気がするが(毎度のことながら手許にないのでうろ覚え)、この本を読んでまた思い出すとかなり怖いよ。独裁っていうのは、そういうことの判断基準すべてを押し付けられるということなのね。ローザ・ルクセンブルクの「自由とはつねに、思想を異にする者のための自由である」(wikiより引用)という言葉を忘れてはいけないと思う。
最後に、ハンスの恋人となるミーツェのおじさん(ユダヤ人)の十八番。
「天気にいい悪いはない。着ている服がだめなだけだ。」
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