2008年03月30日(日) |
「加速器で地球消滅」と提訴 ハワイで米の元政府職員ら |
- 共同通信 ゲームを通じ、あらためてアフリカの貧困を学んでみた - R25.jp 保険証>別居妻に交付せず 離婚訴訟中、夫が要請 福岡 - 毎日新聞社 コシヒカリ>先祖はまずいコメ 粘りの源のDNA解析 - 毎日新聞社 二酸化炭素>地中貯留、豪州の火力発電所で実証実験 - 毎日新聞社
◆日常
図書館と電気屋さん、百均、ドーナツ屋さんを回って帰宅。
◆図書館
ケロ返却 「やまこえ のこえ かわこえて」「ねこのオーランドー 農場をかう」(このシリーズは時々借りるがたいてい読まずに返している。今回も未読。)
◆百均
セロテープ2巻、ロックミシン用糸黒4+白1、あやとりの本、液体のり(ケロ用)、ミニ瞬間接着剤3入
◆読書
クラウス・コルドン「ベルリン1919」
※途中の感想3月19日 3月26日
読みにくい、気が重いと言いつつ返却日にようやく読了。昨日アウシュビッツの話をTVで見たのや、同時に借りていたイギリス、オックスブリッジの様子などと対比させつつ色々考えた。
作者は東ドイツで生まれ育ち、その後西ドイツに亡命して作家になった。この本はベルリンの、一番貧しい地区の、ある架空の家族についての小説だが、彼らの生活はフィクションではないというようなことを作者が前書きで書いている。
第一次大戦末期のドイツの貧民街、結核と栄養失調が蔓延し、人々は他人に親切にする余裕もない中でもできるだけ支えあっている。水兵は給料不払いに抗議してストライキを起こし、教師は思想で子どもを強烈に従え、労働者達はデモをし、スパルタクス団は革命を訴え、政府は交渉を長引かせ嘘を重ねて武装弾圧をし、革命はうまくいかなかったようだと思うあたりでこの本が終わる。
この本のような苦しさは今のドイツにはないかもしれない。日本にもないかもしれない。でも数日前の日記で引用したように「結局、世界の歴史は不正の連続なんじゃないのか?」国の中にあった貧富の差が、世界規模に拡がっただけなんじゃないか?見えない場所で同じことが起こってるんじゃないか?
この本はフィクションではあるけれど、実際の歴史をなぞっているので、革命がしぼんでいく様子がリアルに描かれる。愛と幻想のファシズムなんか目じゃないぜ。この本で、私が漠然と革命に抱いていた幻想が消えたのはいいことだと思う。三部作の残り二作もまた嫌々読む予定。
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