いいことあった
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2007年02月04日(日)

しばらく別館( http://yaplog.jp/iikotoatta/ )で更新中

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あいかわらず裁縫の神が降りたままなので、午前中にケロの靴(地味で嫌がった)におしゃれキャットのテープを縫い付け、保育園の園庭用フリース帽子を作り、Q布団と先日作ったいんちきソファカバーの肘かけ中身を作った。
Q布団は百均ヌードクッション1個分のパンヤを110cm×40cmの袋の中にゆったり詰め、リボンで数箇所を結ぶと袋状になるようにして、綿をおさえるミシンを2本縫って製作。「これが作れるってことは赤ちゃん布団も自分で作れたな」と今になって思うが、当時はさすがに布団まで作れるものか(用途がよく分かってなかったし)分からず、昼寝布団だけ買ってしまった。(そして今となっては布団のニーズがない。残念なことだ。)

午後から某身内2名来訪。泥縄で来訪10分前から雛人形を飾りつけ。ありがとう箱雛。今年の新アイテムは去年箱根で買った硯箱。ケロの字が綺麗になるようにお雛様にお願いしておこう。(雛人形にご利益はあるのか?)

食後のデザートが終わってから別の某身内から貰ってきた着物を披露。帯合わせの相談がてら手持ちの着物と帯をほとんど出してアドバイスをうけ、某オク等で買い込んだ帯と着物の半分近く「要らないんじゃない」「合わなくはないけど地味すぎ。30年後ならいいけど今から着なくても」「表はいいけど八掛がやぼったい」等のシャープなアドバイスを受けた。ううっ、自分で気に入った組み合わせが「地味すぎ」とか言われると悲しいぞ。でも地味すぎると思ってた麻の葉の紬は「可愛い」、ふざけてると思いつつ気に入って買った虹の帯は「すごくいい」と言われ、買ったはいいが派手で着られない黄緑色の訪問着は「まだまだいける」、某身内からケロにと貰った着物も「まだまだ(ぴ)が着られる」と言われたので、気に入ったものが丸々駄目な訳ではない。やっぱり基本は「好き」だなと思う。
自分で「七緒」っぽいと思った着物はほぼ全部撃ち落され、一応「こういう雑誌があって、こういう着物が欲しくて買ったのだ」と説明のため見せると「だから最近寝ぼけたような格好の子がいるのね!」とまたばっさり。あわわわわ。(「着物が分かってる人が読んでこのテイストをとりいれるのはいいし、プロが組み合わせたものは変じゃないけど、これしか知らないと・・・」ということらしい。)

「この着物とこの着物にはこの帯」と「この着物にはこの羽織と同じ色の帯」等言われるままにメモをとり、「畳紙の中にこの着物2枚と帯を一緒に入れておくの」と説明を受ける。「要らない」と言われた着物と帯の山を敗者復活はないものかと見たが「これだけ組み合わせができたんだからしばらくはいいでしょう」と確かにその通り。既に箪笥に入らないから手放さなくちゃいけないことは分かっていたのだが。
あ、着物畳むのだけは「手早い」と誉められた。(私には納得がいかないんだけど、着物雑誌によく出てくる、「着物が畳めない人」というのはどうやら本当にいるらしい。)

別の某身内が言っていた「冬にはウールも綿も袷」の話は「確かに厳密にはそうだけど、ウールなんか袷にしたら重くて仕方ない」「(単のウールを着る時期の話は)こういうウールじゃなくてセルとかのこと」と言うので、私はやっぱり気にせず冬でも単のウール着ちゃおう〜。(どうせ普段着だし。)女紋も、関東出身の某身内は「いつ婚家の紋つけるんだろうと思うけど不思議な風習よね」みたいな感じだったが、私は関西人二世だから五三桐の着物をいつまでも着ちゃうもんね〜。
あと元禄袖(丸みの大きい仕立)について、この前貰ってきた和裁本では袖丈が短かったので「元禄袖だと袖丈短くていいの?」と聞くと「洒落着だからいい」ということだった。某オクで買った袖丈45cmの着物や、身丈が短い着物を仕立て直す時に袖丈短くして身丈伸ばしたりの可能性として検討しておこう。

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・・・しかし気に入らない部分はある。何でまたいい歳して、着物に関してはいちいち某身内の了解を得なくちゃいけなくなるのかということ。洋服ではどんなに地味だろうと変だろうと今は一人で選んだ服を着ているというのに。「おばあちゃんは私の趣味が若い頃から分からなくて、花柄ばっかり着せたがったけど、縫い物が得意だったねえやの○○さんとお茶の先生は八掛でも無難じゃないものを選んだし、当時着てる人がいなかった幾何学模様を選んでも同意してくれた」(かように若い頃からセンスが良かった自分が言うのだから間違いない)というような話をひっくりかえせば、今私が着たいという着物が某身内から見て地味すぎるというのも聞かないで自分の好みで選んでもいいのでは?結果としていまいちぱっとしないコーディネートであっても、それを自分が選んで着ているという自由があるわよね。
どうも着物については皆一家言あるせいか、人の意見を素直に聞き入れにくい。あ、これは私だけの問題か。


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