2005年09月22日(木) |
渡り鳥を助けるためNYCが「消灯作戦」 |
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保育園に着くとケロがそわそわ。「お友達のところ行く?」と聞くと頷き、脱走防止ゲート(としか言いようがないのだが)を外すととことこ歩いていってしまった。先生に言われてようやくこちらを振り向いて手をふってくれた。うん、いいよいいよ。
帰り道もごきげんで、リスの絵を見てしっぽを指差し「でんでんー」と歌を所望。雨が降ったからいるかなとあてにしていた場所で、小さいけど本物のカタツムリがいたのでそこでも歌ってあげた。 しかしケロが歩道橋の隙間から下を覗き込んで「わぁー」と喜んでいたら、知らないおじさんに「危ないよ」と声をかけられてフリーズ。私に抱っこの手を出してたらまた「おじさんが抱っこしようか」と言われて泣き出した。
もちろんおじさんは親切で言ってくれていたのだが、後で私はもんもん。 万一の危険につながる箇所では、こういう行為はやはりやめさせるべきか?しかし危ないからやめろと何度言われても屋根に上っては下を覗き込んだ私としては、こういう場所では落ちないように気をつけて覗かなくてはいけないと教えたい。 うーん、私の教育方針は何か間違っているような気もするが、人工物じゃない自然の中には、本当に落ちると危ない、手がかりのない箇所ってもっと色々ある気がするんだよね。そういうところにもいずれ連れて行こうと思ってるから、危ない場所には近づくなと教えるだけでは私が見てない時に危ない場所に近づいた時の対処が身につかない気がして…って考えすぎ?え?他の子が真似するかも?それは危ないわよねぇー。(真顔で。) ちなみに私はもちろん体重を支える場所を確保し身を乗り出してグランドキャニオンで馬鹿写真を撮ったりする大人に育った。
森絵都「リズム」(2005-140) 講談社(1991年6月)
先日「カーマロカ」を知った書評と同じ時に、森絵都さんの名前を初めて認識した。「元々は児童文学の作家で、児童文学の方ではあらゆる賞を総ナメにして最近一般向けの小説を書き出した」という紹介に処女作に初挑戦。
主人公が中学生のヤングアダルト小説で、改行の仕方などもライトノベルな感じなのだが、あざといまでにストレートなよくできたYA小説だった。私が中学生だったらやっぱりめろめろになったかもしれない。大人になると嫌らしい読み方をしてしまうので「これ絶対計算して書いてるよな」と思いつつもほろっときてしまうような。そしてやたらに主人公に背伸びをさせないところも良いと思った。私は一般書読みと児童文学読みでモードが切り替わるので、ゲド戦記の4巻目からは読んでても腹が立ってしょうがないんだが、この本の大人の世界はあくまでも中学生の周囲の環境としてのかかわりしかなく、中学生にもその世界の中で十分に物語が生まれるという姿勢はすばらしいなと思った。
ということで、網野善彦リーディングなんかも忘れてないけど、森絵都リーディングもしてみようかと思う。
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