いいことあった
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2005年06月24日(金)

昨日はケロを連れて帰宅したら家人がいて驚いた。発熱のため4時頃早退してきたらしい。夜もむーむーうなされていた。
「熱があるのに全然汗が出なくて変だ」と言っていたので「高熱で寒気がしないのはA型肝炎かもしれないから病院へ行けって旧職場の社長が前に言ってたよ」と脅しておいたら今日は休んで病院へ行った。「何とかかんとかっていう風邪の一種だって。」とのことだった。

お見舞いに何か買ってこようとリクエストを聞き、ココドールというアーティストのCDを買ってきた。若い女の子がジャズのスタンダードナンバーを歌っている。おまけDVDがついていたので観てたら、アップの顔に見覚えがある気がしてきた。「…これSPEEDの女の子じゃない?」「えー、そうかなー?」ということでライナーノーツを見たら元スピードのhiroという子だった。やたら歌が上手かった子だ。で、この話はおわり。

* * *

仕事。多少成果があがるとまた面白いような気になるから不思議。ここでくじけると、いままで営業支援部隊でずっと「営業はやりがいあるでしょ」「実績が数字で出るっていいじゃない」「きっといいことあるわよ」等々のチアアップをして来た過去の自分を裏切ることになりそうで、もう少しだけ頑張ろうと思う。数日でくじけるって何かこらえ性無いみたいだし。とにかくこの経験は絶対将来のためになると思う。苦労は買ってでもしろってね。

でも昨日会社のPCを少し触って、私の天職は(常々言っていた通り)事務屋であり、今の私は何やってんだろうと思うところもあった。
「このPCウィルスに感染してるみたいで時々調子悪いんです」と言われて「え!?放っておかないほうがいいですよ」「プロバイダに聞いたら全部データ消さなくちゃいけないって言われて、社長とそれは困るから止めておこうって話になったんです」「…放っておくとデータ消えちゃうかもしれないし、データ外に流れてるかもしれませんよ」「え?そうなんですか?」
ちょっとあたしに貸してみなさいよ、と言いたいところではあるんだが、私がずっとメンテできるわけではないので「大変ですね」で締めておいた。ところで本当にプロバイダに問合せしたのかな。

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山田昌弘「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く(2005-100)
筑摩書房(2004年11月)

発売時話題になっていたが今頃読んだ。いわゆる「負け組」の低賃金単純労働に携わっている時に読むには大変ふさわしくない本で、ばっちりモチベーションを下げてくれた。今はケロ優先でパートタイムの仕事を選んだつもりだが、実は心の中ではリスクの先送りをしているんじゃないのか、とか考えて仕事してもいいことない。
現代日本の標準モデル的な例を引いているようなのだが、女性に関する表現にそこはかとなくむかついた。女性は性的魅力があったり美しかったりしないと勝ち組になれないみたいな言い方だが、それも何かの統計に出ているのか?

内田樹氏に(理由は分からないけど)持つような、そういう信頼感をこの著者の文章にもてないのは何故なんだろうか。


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