いいことあった
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2004年10月25日(月)

信濃川左岸に段差、地震の断層か 現地調査の教授が発見
NHKデータ放送の安否情報、情報大量で処理おいつかず
舞鶴の水没バス、立ち木とつなぐ 竹棒が「命綱」に

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山古志村の名前に聞き覚えがあったのは、NHK朝ドラに出てきたからだと気がついた。

NHKの安否情報を(3chでやってるから)見るともなしに見ていたが、「心配しています」のメッセージは安否情報なんだろうか?本当に必要な情報が「心配しています」に埋もれているんじゃないかと他人事ながら気になった。何も手段がない時に「心配しています」「あなたのことを思っています」ということだけでも伝えたい気持ちはよくよく分かるんだけど、それでも。
それとも皆が心配してくれているということが支えになるんだろうかな。

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神沢利子「銀のほのおの国(2004-138)
福音館文庫(2003年10月)

有名な作品で、目を閉じれば背表紙が浮かぶが初読。
当時の日本のファンタジーとしてはレベルの高いものだったのだろうが、世界レベルの傑作と比べてしまうとややひけ。

でも一番心に残ったのはあとがきの結び。
「川がおなじうたをうたいつづけるように、わたしもまた、おなじ問いを問いながら年を重ねたと思います。老年となったわたしには今、生と死は対立するものとしてではなく、いよいよ渾然とした一体として感じられるのです。」


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