2004年10月10日(日) |
重さ1トン、巨大たいまつ練り歩く 三栖神社の炬火祭 |
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台風一過、しかし曇り。雨は降らないのがさすが元体育の日(晴れの特異日)。
ケロと家の中で遊んだ。積木を積めると拍手を要求する。ええ、ええ、拍手しましたとも。
夜は身内宅で寿司ごち。ケロにネズミのぬいぐるみをもらい「ネズさん」と命名。(くれた人が根津姓・・・ということは正しくは「ネヅさん」か。)
テッサ・モーリス=鈴木「辺境から眺める アイヌが経験する近代」(2004-129) みすず書房(2000年7月)
ようやく読了。いろいろな視点切替を示唆される面白い本だった。もう一度読み返したい。文庫になったら買うのにな。先住民族の暮らしは進歩の発展段階ではないという説明にどきっ。無意識にそう考えてしまいがち。 サハリンを訪れた話(日本的景観とロシア的景観の対比や)と、アボリジニ芸術の話は印象深い。 読んでいる最中に全く別口で著者の名前に出会い(分かるかなぁ、最近亡くなられた某研究者の御身内の)シンクロニシティ、今までの私なら気付かず通り過ぎたというだけかもしれないが。
相良俊輔「流氷の海 ある軍司令官の決断」(2004-130) 光人社(1988年5月新装版)
告白。この本を読むまでアッツ島の位置を知らなかった。漠然と南方だと思っていた。(子供の頃に学研の付録で読んだアッツ桜をモチーフにした日本人兵と米人兵の交流の話がありましてね。くっそう今まで騙されてたぜ。)北方でも陣取り合戦のような作戦が繰り広げられていたのね。
この本の発行所も九段にあったりして軍人寄り、というか職業軍人を格好良く書いている本なので、「辺境から眺める」の先住民族からの視点を考えると一面的なんだけれど、これもまた一面の真実ではあるんだろう。 こんな本を読むと戦争についての是非はともかく、戦死した軍人さんをなかったことにするんじゃあんまりだという気もするし、民間人も銃後を守って亡くなっているんだから一緒に祭らないとおかしいっていうのも分かる気もするし、靖国問題についても考えさせられたよ。もちろん結論はでない。
それまで割と海軍寄りの話を読んできて海軍びいきだったのが、陸軍の方から見ると海軍がずるく見えたりする。要は仲が悪かったんだな。
あ、ちなみにこの本は樋口季一郎という軍人さんの太平洋戦争中の話を中心にした半生記。
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