2003年08月30日(土) |
秋の七草、ススキが見ごろ 東京・墨田区 |
北海道の大雪山系・黒岳で初雪を確認 ウニの食欲で海底掃除→コンブ増産 一挙両得なるか(asahi.com) #本当にそんなに上手くいくならいいなぁ。
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片付けの続き。ハウスダストのアレルギー持ちのためくしゃみが止まらなくなり、花粉症用のディスポのマスクを出してきて装着。一気に楽になる。うーん、そんなにほこりを貯め込んだつもりではなかったが。
でも結構さぼって本読んじゃったりした。
夕方、オークション出品分の最後の引取り。一番質問が多くて面倒だった商品なので無事渡せてほっとした。しかし「明るいところで確認してからでいいですか?」と言って持って帰られたがノークレームノーリターンでお出ししておりますのよ。くそーこれで何か文句があるなら只でくれてやる。 あとねー。新品未開封で出した商品で、なかなかお金を払ってくれなくて、途中で音信不通になって、その後で「銀行名の読み方が分からなくて振込みできなかった」とメールがきたりして「この人は本当に大丈夫だろうか」と心配になっていた人が、ようやく商品を受け取って「キレイな品物でした」ってコメントって。あのあのあの新品なんですけど。 かように素人さんとの取引は色々としちめんどうくさいことが(私の心中に)あるので出品は重なると疲れる。前にも猫の餌(Qが断固として食べなくなった猫缶)を出品した時、落札した人が「送料入れたら家の近所で買った方が安かった」って(そう思うなら落札しなくても良かったのに)メールを後からくれたことがあったが。 しかし粗大ゴミが有料になった現在、要らないものをもらってくれるひとがいるだけで有難いと思わなくては。ファイトファイト。(また自分の部屋とかで色々みつけちゃったのだよ。)
庄野潤三「うさぎのミミリー」(2003-088) 新潮社(2002年4月)
時系列ばらばらで読んでいる庄野ファミリーの最近のお話。足柄の長女の次男が結婚したり、清水さんのお命日に参ったり。冠婚葬祭。でも日常は特に変わらず。 庄野ファミリーが何かをもらったりおよばれした時にお礼状を出し合うのは、ガンビア時代にお世話になった方から「サンキュー・レターをすぐに出しなさい」と言われてからだということ。私もよく見習わなくちゃと思うよ。
庄野潤三「さくらんぼジャム」(2003-089) 文藝春秋(1994年2月)
これは前の本の8年前の話。井伏鱒二さんがまだご存命だったり、英ニ伯父ちゃんも入院中だけどご存命だったりするので時代を感じる。
が。
以前にも庄野文学について「肉親はともかく、お嫁さんたちにとって日常の出来事とその感想をほぼノンフィクションで書かれて発表される生活というのはどうか」と考えたことがある。お嫁さんたちには反論の機会がないわけだが。 このさくらんぼジャムはいきなり「フーちゃんが髪を切って似合ってない、フーちゃんも長いほうがよかったみたいだし切らなければよかったのにお母さんのミサヲちゃんがそうしたかったのなら仕方がない」という話から始まり、仕方がないと言ってる割に髪を切って変だ変だ変だという話がずーっと引っ張られる。 それプラス、到来物を「次の休みに取りに来て」と非常にひんぱんに連絡し、合い鍵で家に入って置いてきたり、お母さんが渋っているのに孫娘を家に連れてきて遊ばせたり「私だったらかなり嫌。」なエピソードが続く。ううっ、読んでてひっかかっちゃって心が休まらなかったよー。宝塚だって本当は全然興味ないかもしれなくて誘われたら苦痛だったんじゃないかとか余計な心配までしちゃったよ。
ということでお嫁さんたちに反論の機会を与えてあげたいものだと思うのです。
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