いいことあった
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2003年02月08日(土) おおかみ座の暗黒星雲に浮かぶ竜 特殊カメラで撮影

 #コードウェイナー・スミス「鼠と竜のゲーム」を彷彿。
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朝、嬉しい荷物が届いた。それは箱いっぱいの「詩とメルヘン」。

高柳佐知子さんの作品リストを見てくださったNさんが「家にバックナンバーがあります」と送って下さったもの。嬉しいー。
中を見ると、高柳佐知子さん以外にも味戸ケイコさん、東逸子さん、牧野慶子さんの挿絵(当時、学研の雑誌や教科書にも描いていらした皆さん)、東君平さんの「くんぺい魔法ばなし」、きのゆりさんの詩・・・(いやもう書き出すときりがないんだけど)懐かしい嬉しいものがたくさん載っている。
大変良いもの、そして貴重なものをありがとうございました。Nさん。

その流れで梨木香歩さん「裏庭」を読了。本屋さんに柴田よしきさんの「貴船菊の白」の文庫を買いにいったら「1冊位しか入らなかったんで(もうありません)」と言われてがっかりして代わりに買ったんだけど、面白かった。

その流れで(?)インガルス家の物語「大きな森の小さな家」〜「農場の少年」まで再読。(続きは文庫に落ちてないので手許にない。)
「センテニアル−遥かなる西部」を読んだ時に思い出したジョニーケーキの語源の話は「大きな森の小さな家」の中の「すばらしい機械」という章にあった。プアウィルの説明は講談社文庫版には出ていない。鳥の鳴声だけ。(自分用の覚書。)
コロンビアとはアメリカの雅名だとか(「シルバー湖のほとりで」より)。
それで・・・などと別の感慨にふける。

インガルス家の物語は食料庫が空の時に読んではいけない。何故ならあちこちに美味しそうなものが出てくるから。(ピクウイックみたいなもんだね。)
ということでかろうじて家にあったコーンの缶詰で凌いだが(とうもろこしの様々な調理方が出てくるから)、パイが食べたいー。
ヴィネガー・パイがどんなものだか食べてみたいー。

梨木香歩「裏庭(2003-011)
新潮文庫(平成13年1月初/平成13年5月三刷 ISBN:4101253315)

「庭児童文学」ジャンルと言ってしまうと「秘密の花園(バーネット)」「グリーン・ノウ(ルーシー・M・ボストン)」「トムは真夜中の庭で(P・ピアス)」あたりがすぐ出てくると思うが、子供と庭、特に自分だけの庭という組合せはたまらないものがある。石垣のへその話なんかそそられちゃう。

で、「裏庭」。
ストーリーは書かないが民話的なものとR.P.G.的なものが混じった読みやすい本だと思う、たぶん。中に毒があるのはこの人の作品らしいなー、ってまだ「からくりからくさ」しか読んでないけど。柏葉幸子「霧のむこうのふしぎな町」、宮澤賢治「銀河鉄道の夜」とかを少し思い出したのは何故だろう(似てはいない)。

内容についてどうこうは言わないが、梨木さんの本というのは自分の過去に読んできた本を振り返らせる。そして出てくる植物名がツボ。南蛮ギセルとか出てこないだろう、普通。

はやく「りかさん」文庫に落ちないかなぁ。


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