新たに販売テレビに「アナログ終了」シール #うちはケーブルTVだけどデジタルになるんだろうか? ハリ・ポタ効果もかなわず、出版物販売額6年連続減(asahi.com)
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以前にも行ったいつも混んでる病院へ。今日は10時半に行ったら4時頃になるといわれ、図書館に篭城した(途中でお昼食べに出たけど)。 で、4時半に病院へ戻ったけど診察は6時半だった。きゅー。
柴田よしき「残響」(2003-005) 新潮社(2001年11月初版 ISBN:4106026638)
ジャズシンガーの京子に届く、過去からの残響。 出来ることなら幸せに死にたい。
・呟き・来なかった、明日・薔薇の刻印・気泡・残響
柴田よしき「風精(ゼフィルス)の棲む場所」(2003-006) 原書房(2001年8月初版 ISBN:456203422X)
またもや浅間寺竜之介とサスケが登場。今回は主人公。ぱちぱちぱち。 表題のゼフィルスとは、ヒサマツミドリシジミという蝶のこと。色々な謎が最後で片付かない部分はともかく、最終行を書きたかったんだろう。良いことにする。
+ ここまでは昨夜〜今朝の読書@自宅 +
柴田よしき「フォー・ユア・プレジャー」(2003-007) 講談社(2000年8月初版 ISBN:4062097974)
花ちゃん再登場。今回は割りと平和なお話かと思ったけどやっぱりハードボイルド。でもやっぱり花ちゃん好きだなぁ。 それにしても新宿って色々ワケありな街ですこと。
柴田よしき「猫と魚、あたしと恋」(2003-008) イースト・プレス(2001年10月初版 ISBN:4872572734)
恋と女性をテーマにした短篇集。 ・トム・ソーヤの夏(冒険基地を作る) ・やすらぎの瞬間(ひきちぎられたネックレス) ・深海魚(新宿三丁目の映画館前でナンパ) ・どろぼう猫(郵便受に猫/友達の元夫の友人) ・花のゆりかご(京都の町屋の裏庭で花を育てる) ・誰かに似た人(写真に写った自分に似た女性) ・切り取られた笑顔(HPを公開した主婦) ・化粧(金色のコンパクト/優秀な美容部員) ・CHAIN LOVING(睡眠障害と片思い)
柴田よしき「PINK」(2003-009) 双葉社(2000年10月初版 ISBN:4575233978)
阪神大震災の後の神戸に戻ってきたメイ。周囲で起こる出来事。 柴田さんが色名を題名につけるのには何か共通点があるんだろうか。「紫のアリス」をちょっと思い出した。あと玄関に黒松って妾宅って意味なんですか?
+ ここまでが図書館篭城中 +
吉田健一「東京の昔」(2003-010) 中公文庫(昭和51年5月初版)
古書店で購入し、移動中の読書用に暫く持ち歩いたらぼろぼろになった。でもいいの。手許にあればぼろぼろでも。 ちょうど本を持ってかねやすの前を通りすがった時は何か記念に買おうかと思ったけど、時間がなかったのでやめた。
本郷信楽町に住んでいた主人公@洋行帰りが、近所の自転車屋の勘さんや下宿先のおしま婆さんや大学生の古木君や物好きの金持ち川本さんと、話したり街を歩いて本屋を覗いたりご飯を食べたりお酒を飲んだりする話。酒飲み話が多い。 外国について本をたくさん読んで言葉も覚えて、それで憧れるというのは、平安朝の頃に女性に懸想をする時に似ているという比喩は面白かった。 東京の昔といえば、空にとんびが飛んでいたそうだ。今とんびと言って思い出す景色は逗子とか能登の海岸沿いだけどね。
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