2002年12月05日(木) |
売薬の富山「トヤマケンV」で広告へ |
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朝の会議の準備のため、本社へ直行。会議の準備と昨日の会議のまとめを一人でやっていたら、会議の重要な参加者から「体調が悪くて今日は行けない」と誰にも連絡の取れない時間に連絡があった。仕方ないので順番に現れる会議の参加者に「不幸なお知らせがあります」とご報告。みな息を呑む。 仕方ないので出来るところまでその会議+余った時間で別の会議。
その面子でランチに誘われた。うう。今日は昨日職場に戻れなかった都合で、帰りにバイクで帰宅するためライダース(ファッショナブルではなくプラクティカルな奴)着て行ってしまったの。わざわざコート掛に掛けずに隠しておいたのに。「みなさん、何も言わないで下さいね」と念を押して革のライダーズ着てスーツのサラリーマン達と一緒にランチへ。みな紳士なので何も言わなかったよ。
午後も会議。それから職場へ戻った。電車の中で昨日買った鴨居羊子「カモイクッキング」読了。年俸通知が机の上に置いてあった。本当は昨日もらったらしい。またもや去年の年俸を覚えていないので幾ら上がったか分からない。
そして残業。あ、力尽きた。続きはまた今度。
(そして続き。12月6日追記)
なんだかヘタレ気味。人に評価されても「私がここで駄々こねると困るから、私が彼(または彼女)の立場でもとりあえず誉めとくよな、こういう時は。」などと思う自分に驚く。私そんなにひがみっぽい人間じゃないのに。 「とりあえずどういう意味でも誉め言葉の部分だけは美味しく頂きま〜す御馳走様〜」というのがディフォルトなんだけどな。取り戻せ、自分。
鴨居羊子「カモイクッキング」(2002-157) ちくま文庫(1998年5月発行 ISBN4480034005)
副題が「くらしと料理を10倍楽しむ」。著者は1991年にお亡くなりになった、女性向けの斬新で夢のある下着をデザインした有名な方らしい。名前はどこかで拝見したことがあったが読むのは多分初めて。 1924年生まれの鴨居さんがあちこちで素敵なマダムに習った料理を紹介するエッセイなのだが(こういう本大好き)、大連生まれの大連育ちのマダムに習う国籍不明の不思議な料理だったり、恋文横丁の二坪半のお店のマダムが素早く作る庶民の味(でも一工夫あり)だったり、する。まあ味付けに味の素が出てくるのは時代的に仕方ないだろう(まだ旨味調味料が嫌われていない頃)。
それに加え、所々に現れる彼女の友人がまたナイスな感じ。 「料理というのは、やはり中世の錬金術の末流である。」と言わしめるカトリック信者のN子さんの話とか、「K子は一人で働いて子供も結婚させた。六百坪ほどの土地も手に入れ、北欧の組立ハウスも手に入れ、その丸太小屋でダンロなど燃やして悠然と暮している。最近、庭の一隅にすてきな空間を作った。三十坪ほどの紺色のタイルをしきつめ、ところどころ噴水や、エリカ、バラなどの花のマッスもあり、空も白い雲もそのタイルに映る。題して「雲のある庭」・・・K子は誰に見せるでもなく、話すでもないが、その心の中に「雲のある庭」を抱いている。」なんていうのを読むと、友達は選ぼう、友達に選ばれる自分でいよう、なんてことも思った。おわり。
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