いいことあった
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2002年10月26日(土) フリーダ・カーロのラブレター競売へ

ウィノナ・ライダーの窃盗罪裁判、元映画会社会長が陪審員に(ロイター)
 #大ファンだという訳ではないが前のニュースの続報なので。
日本語力低下 「活字離れ原因」と指摘8割 本社アンケート(毎日新聞)

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朝。プチ手術のため早々に支度して外出。鼻の粘膜をレーザーで焼く手術を受けてきた。効果のほどはまだ分からないけどかなり期待。
行って、血圧を測り、薬を噴霧し、麻酔液をしませたガーゼを詰め、しばらくしたらサングラスをかけて椅子に座ったままレーザーの照射。麻酔が効いているので痛みはなかったが、お灸のような「熱さがやってくる気配」(難しい?)があった。
で、院外薬局へ薬をもらいに行き(600円)もう一度戻って血圧を測って照射箇所を見てもらって、おしまい。手術代は二割負担で5,160円。
効果が数年間しか保たない(粘膜が再生する)のが難点だが、失敗しても数年したら元に戻ると思えば逆に安心。これで薬持ち歩かなくて良くなるかな?

病院を出てから滅多に行かない親戚宅へ電話。在宅とのことだったのでデメルで買ったザッハトルテを手土産に訪問。何故滅多に行かないかというとあまりに歓迎されるのでひるんでしまうから。今回も激しく歓待された。
そこでミズ・ミナコ・サイトウが乳がんのため今年亡くなっていたことを聞き驚く。いや物凄く好きだった訳じゃないけど一度セミナーを聞いたことがあるぞ。言ってることは普通に自分を可愛がってあげて幸運の前髪を掴んで行動しなさいというようなことだったが最前列でノートを取る真剣な不幸そうな女性の姿が印象的だった。それとは別にパワーズガール(ジョン・ロバート・パワーズのフィニッシングスクール卒の女性。オースティン・パワーズに出るボンドガールみたいな女性のことではない。でもあれ絶対ひっかけてると思うんだ。)みたいな小綺麗で投資対象は自分、みたいな女性達の姿も印象に残る。・・・ともあれご冥福をお祈りします。(ああバブリーで楽しかった時代よ。)

あと聞いて納得してしまった一言。「人は病気で死ぬんじゃなくて寿命で死ぬ。」

それから東京都現代美術館の横尾忠則展「森羅万象」へ。木場駅から徒歩15分。そういえば親戚宅と同じ沿線にお住まいのRさんはこの美術館へ来るのが凄ーく大変だったそうだけれど、私は割合来やすいのもあり、これで3回目だ。
明日が最終日だからか、今までに来た中で一番込んでいた。やはり横尾さんというのはデザイン関係の若い方には神様みたいなモン?初期の商業デザインなどは「それ自体」を見ていたのか、「それ風のデザイン」を見ていたのか分からないけど懐かしいような。(ちょっと前にもどこかでも見た・・・と思ったら四谷シモン展だわ、多分。)佐藤愛子さんのエッセイで横尾忠則さんがある日突然宇宙からの電波を受けて謎の文字をノートに書き連ね、本人もたいへん苦しんで消耗した・・・というエピソードを読んでいたが、それはその後どうなったんだろう。絵にもUFOや宇宙人らしき人(人?)、謎の三角形などが出てきてちょっと妙な雰囲気ではあった。
滝の写真を集めた部屋が何とも偏執的で癒されない感じでGOOD。池澤夏樹氏「スティル・ライフ」は映し出されて消えていくところにポイントがあると気付く。

「素晴らしい」と胸を打たれるより、圧倒されて腰が引ける感じではあったが、凄いもの見ちゃった。いやぁ。

帰りにコージーコーナーでケーキ購入(自宅用は御遣い物と違ってお手軽)。ハロウィン仕様のケーキ。季節限定物に弱い私。

以上、個人的に長い日記。

庄野潤三「貝がらと海の音(2002-147)
新潮文庫

往復の電車にて読了。単行本で読んでいるのだが、文庫は買おうかどうかしばらく迷っているところ。(これは図書館で借りた文庫。)シリーズ時系列での文庫化ではないのだよねー。(このシリーズは時系列に読んだほうがより味わい深いのだ。)
私も大人になったのか、フーちゃんが白雪姫の七人の小人のうちで「てれすけ」というのが好きだったり、オズの魔法使いのライオンが好きだったりするのを読んでフーちゃんはフーちゃんなりに色々思うところがあるんだと思ったり。
しかしこのシリーズ、どうなるんでしょう。時系列なのでちょっと時の流れが怖い。


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