2002年09月07日(土) |
豪、「テレポーテーション」実験に成功 |
#表題、気になるニュース・・・でも映像がまだない。 イオン、偽物?バーバリー製品自主回収 (以上 TBS Newsi) 快挙! 米の盲目の登山家、7大陸最高峰を制覇(asahi.com)
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今朝の夢。ベルギーへ行った。連れがいた。 「前に来たことがあるのに、街の地理を全然覚えていない」 (連れに)「グラン・プラスは見たいでしょ」 などと言っていた。
その後なぜかまた一人で、夢のように楽しい郵便局(マグリットの記念切手が欲しいと言ったら、見たこともない素敵なシートを出してくれた)、夢のように楽しい雑貨屋さん(マグリットの絵柄の折畳みテーブルを買った)へ行った。
起きたら夢だった(;_;)
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読書。
北方謙三「林蔵の貌(かお)」(2002-117)☆☆☆☆
スポーツクラブでちびちび読んでいたが返却期限に間に合わず、1週間延長した。運悪くまたカウンターに営業する図書館員がいたので北方謙三氏に関する薀蓄が始まった。「急いでますので」と途中で遮ったが彼はきっと苦にしてないと思う。
で、ようやく読み終わった。 主役級の登場人物がそれぞれにいい感じ。その中で一番感じの悪いのが間宮林蔵さんなのはわざとだろう、きっと。高田屋嘉兵衛は司馬遼太郎「菜の花の沖」で読んだときに後半生がずいぶんあっけないと思ったけれど、それをうまく料理してにっこり。剣道というと竹刀で打ち合うアレだと思ってしまうけど、真剣が元なのよねー。 歴史の流れが大きく変わる歴史小説はないけれど、書かれた歴史以外のことがいろいろあったと想像しながら読むのは面白い。100冊本の中で、過去に読んだ本の主役がいろんなところに出てくるのも面白い。この本でも何人かの方と再会。
吉川良太郎「シガレット・ヴァルキリー」(2002-118)☆☆☆☆
ところでこの本は・・・表紙が怖い。しくしくしく。
前の2作目(ボーイソプラノ)で「犬の気持ちは分からない」と感想を書いたら、今度は猫の気持ちの本だった(笑)。「すっきり」するのは気持ちがいい。 今回の主役はシモーヌ。途中であれっ?と思ったけどパレ・フラノに来る前の話らしい。(確かペロー・ザ・キャットでペローがガジェットを手に入れて喜んでいたときにシモーヌがアメショー柄の植毛手術を受けたとか何とか書いてあった気がするんだがなー。前は違う柄だったのかしらん?) レーヴ(人造人間)の技術があるならペローも猫じゃなくて人間になればいいのににゃ。余計なお世話だけどにゃ。(本人気に入ってるみたいだし。) レーヴ絡みで知性と感性についてすこし考えてみた。知性があっても感性のない人間もいる。知性が低くても感性が豊かなレーヴもいるのかしらん。むむむ。
この本では人形屋と古本屋のあるパサージュに非常に魅力を感じた。住みたい場所じゃないけど街に一つ位あって欲しい。ヨーロッパって素敵。
リンダ・ハワード「あの日を探して」(2002-119)☆☆☆
珍しくロマンティック・サスペンス。某読書サイト繋がりで。 主人公(いい子だ)は子供時代に本の世界に浸る。長じてからはちっとも読書シーンが出てこないけど・・・ま、いいとして。 理性に関係なく誰かに惹かれてどうしようもないということはあるんだろう。厄介なことに。(人間なんだからちょっとは考えなさいとも思うけど。) まぁハーレクインですな。恋愛は破滅的でなく。そこは時代劇みたいなもので、楽しく読めればOKかと思う。 ノエルの自己中心的な生き方はある意味あっぱれ。身近にいたら嫌だけど。
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