2002年06月09日(日) |
天然記念物ノグチゲラの母鳥、子育てに大忙し 沖縄 |
「熱の島」現象の予測モデル作成へ 年度内に首都圏版 ダスキン提携会社員の指示で無認可添加物入り油脂使用 土にかえるプラスチックをパソコン本体に採用 富士通 ケニアでゾウの密猟凶悪化 象牙取引の再開当て込む? 日本代表のシンボル「ヤタガラス」に必勝祈願 横浜(以上asahi.com) <出雲神楽>福岡県の太宰府天満宮で奉納 菅原道真公を題材に(毎日新聞)
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先日同僚が突然言い出した。 「あのね、日本代表のマークの3本足のカラスって本当にいるんだって。」 「八咫烏(やたがらす)のこと?」 「知ってるの?」
いや、いるっていうか、いたっていうか・・・(^^; 日本代表のマークに使われてたのは知らなかったけど・・・(^^; #多分日本全国でこういう会話があったんじゃないかと思うぞ。
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チビエビ、朝になると数が減っていた。隠れているのかもしれないから暫く水換えできないな。 メダカも産卵。だんだん大掛かりになってきたけど、最初にめだかを飼いたいと言い出した(そして水槽を買った)家人が何も世話をしていないことを特記しておく。
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読書。
宮部みゆき「鳩笛草」(2002-081)☆☆☆☆
図書館で借りた「クロスファイア」。 読もうと開いたらカバーの袖の部分の「著者のことば」で(前略)カッパ・ノベルスの『鳩笛草』に収録されている「燔祭(はんさい)」という中編を先に読んでいただいた方が(後略)と書いてあったので、「クロスファイア」を閉じて『鳩笛草』を買いにブックオフへ行った。 (何故かというと金曜日に100円コーナーにあったのを覚えていたからだ。伊達に本屋で長居してる訳じゃないのだ。)
で、読んだ。それぞれ超能力を持った女性が主人公だった。げろり。何故に今これを私が読むのだ。(いや、いいんですけど。)
・朽ちてゆくまで(「運命には逆らえないよ、智子」) ・燔祭(−彼女が帰ってきた。) ・鳩笛草(それこそが、今の貴子が抱えている、そして次第次第に ふくれあがりつつある、もっとも大きな問題なのだった。)
それぞれに面白く読めたが、一番面白かったというか心に響いたのは「朽ちてゆくまで」だろうか。「鳩笛草」も良かった。「燔祭」はどうしても「クロスファイア」のプロローグ的な意味合いが出てしまった。(この時点ではこれで完結していたんだろうけれど。)
うーん。
宮部みゆき「クロスファイア(上・下)」(2002-082〜3)☆☆☆
☆の数が少ない理由はただ一つ。死者が多過ぎる。 ときどきみゆきちゃんは、凶悪犯罪の犯罪者の心の穴のようなものを書く。彼女自身もそういう事件が何故起こるのか理由を知りたくてそうやって書いているんだろうか。 ああ、夏目漱石先生。先生の仰った黒い光とは違ったもので照らされている人達のこころは恐ろしいですよ。
柴田よしき「Miss You」(2002-084)☆☆☆☆
梨木香歩さんの「からくりからくさ」の感想を書いた日記のあと、お友達から「柴田よしきとかはお読みになりますか?」というメール。未読と答えたら蔵書を貸してくれた。(感謝!)
すっげー面白かった(^^)
主人公が編集者という設定が面白かったのもある。「何故人はオハナシを作るのか。才能とは何なのか。」という疑問が底辺に流れるているのが嵌ったんだと思う。 人間関係が絡み合い過ぎるも、京極夏彦を楽しく読める私には何の問題もなかったぞ、ははははは。(←腰に手をあてて笑う。) 犯人も全然当たらなくて楽しかったです(笑)
他の本もぜひ読もうと思う。気をつけてホラーは手に取らないようにしなくちゃいけないのが辛いところだが!
(アンソロジー、津原秦水監修)「血の12幻想」(2002-085)☆☆☆
柴田よしきさんが1編書いているのでお友達が一緒に貸してくれた。玉石混交、と思う。好みの問題とも思うが。
・早船の死 菊地秀行(最近読んでなかったけどやっぱり面白い) ・タルトはいかが? 小林秦三 ・夕焼け小焼け 柴田よしき(この中で一番好き) ・血の汗流せ 田中啓文 ・死の恋 竹河 聖 ・お母さん 鳴原あきら(こわーい) ・爪 倉阪鬼一郎 ・遠き鼻血の果て 田中哲弥 ・吸血蝙蝠 山村正夫 ・凶刃 北原尚彦 ・茶色の小壜 恩田 陸(やっぱり上手い) ・血まみれ家族 津原秦水(「からくりからくさ」の斧琴菊って「犬神家の一族」に出てたんだ!)
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