今日も今日とて
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昨日は寝坊しました。 起きられませんでした。 起きようと思ったらハナコがふとんに入ってきたので、ますます起きるタイミングを逃しました。
何やってんだ早く起きろよと自分を責める反面、
疲れているんだよおまえー、すこし休めー、という自分を甘やかす声も。
あ。 電話鳴ってる。 枕元の携帯鳴ってる。 見てみたら、お客様から。 そして絶対催促の電話。
・・・気づかなかったことにしよう・・・
すぅすぅ うーん、うーん。 <結局自己嫌悪でうなされている
仕方なく10時頃のそのそと起きまして。 風呂入りまして。 それでもまだ、さっきの電話に折り返す気にならず。
午後になってなっちゃんが来まして。 なんかすごい具合悪そーとか言われまして。 いやいや、寝坊してまだ調子が出ないだけなのよ、と打ち明けまして。 はっ、そうだ、朝のお客様に電話しなきゃ。 でも、電話に出なかったこと、なんて言い訳しよう。 なんか大袈裟なウソついちゃおう。そうしよう。
さて。 なんと言い訳しようかな。
何も電話に出られなかったことをいちいち言い訳することもないんですが、 このお客さん、そのへんちまちま「なんで?」って聞いてくるんですよねー。
病気だったことにしちゃおうかな。病院行ってたとかさー。 携帯忘れて出かけてたことにしようかな・・・って、それはもう、この人相手に2回ウソついてるからやめておこうっと。 ええと、どうしようかな、どうしようかな。
ぷるるるる ぷるるるる
「はい、もしもしー? ○○です」 「あ、じょりぃですー。朝は電話に出られなくてごめんなさーい」 「ああ。 なんで出られなかったの?」 ほらきた。
「スミマセン。寝てました」
ウソつくのめんどくさくなったのでした。 前半悩んで損した。
ワタシ、若い頃はウソがけっこう得意だったんです。 ウソを上手につくには、記憶力とマメさと面倒がらないココロが必要なんですよね。 若い頃には、ワタシにもその能力があったんです。
年取ってきて、記憶力が衰え、何事も面倒になってきた結果。
ワタシ、どんどん正直者になってきてます。
いくつウソを重ねても、すべての辻褄を合わせられたあの頃が、キラキラと眩しい。 眩しいよあの頃の自分!と思いながら、今のワタシの右手には金の斧、左手には銀の斧。
・・・を手にできるほどには、まだまだ正直者にはなりきれていない、中途半端な現在のじょりぃなのであります。
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