今日も今日とて
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2008年02月20日(水) |
姫と先妻ボディソーパー |
それは一昨日のことです。 ワタシはK姫の勤める会社様の社長様の助手席にちんまりと座っておりました。 あーじゃないこーじゃないとある企画案について話してましたら、社長の無線から声が。
『▲▲業務部・Kより○○社長へお願いします』
け、K姫の声だーーーー(*´∀`*)
うっとり。
ワタシはK姫の特徴のある声と、ゆっくりとした落ち着いた話し方が、本当に大好きなんでございます。 聞いていると心が甘えん坊になる、そんな声と話し方のK姫。
社長の車の中で突然K姫の声を聞き、この予想外のボーナスにワタシったら本当にぽーっとなってしまいましてね。 これは今日、会わずに帰れるものかと。 社長の車から降りたら、用もないのに事務所まで押し掛けて「社長の車でK姫の声聞いたから会いたくなって来ちゃいました(*´∀`*)」としゃあしゃあと言い放ち、「あたし忙しいの」と冷たくあしらわれてから帰らなければ! もしかしたら「私のかわいいじょりぃさん」て顔して微笑んでくれる なんてことはないですが。
しかし社長は話が終わると「ここで資料撮影してから帰ってね( ^ ∀ ^ )」と、寒風吹きすさぶ中、ワタシを降ろして去って行ってしまったので、事務所に行けませんでした。 ひどい。 ワタシ今日上着着て来なかったのに!寒い!
で、その夜、iプチ姫から電話が来ましてね。
「あのね、K姫が明日休みなんですって。で、ランチなら一緒にできそうみたいなんですけど、突然言われてもじょりぃさん忙しくて無理?」と。
神様はいたんだ(・∀・)*+・゜* 今日のワタシの姿を見ていてくれたに違いない。
「忙しくて無理だけど行きます」 ホントに忙しくて無理だったんですが、行きたいので行くことにしました。 「よかった!3人で会うの、久しぶりですよねー」 「うんうん!」 姫ふたりだ!両手に姫ですよ!
で、当日。 メニューがわりと凝っていておいしい、女性に人気のお店に行きまして。 ワタシとiプチ姫で並んで、K姫がひとりで座りまして。 当然、座る前にみんなして上着を脱ぐではありませんか。 ワタシはまあ、いつもどおりの、このまま裏通りで缶蹴りとかして遊び出せそうな服装でどうもすみませんだったんですが。 iプチ姫は胸元の大きく開いた黒いカットソーにグレーの膝上スカート。いいですな!サービスですな! こんなことならiプチ姫の向かいに座ればよかった!
そしてK姫に視線を移しましたら。
白くてすごーーく女性らしいブラウスに、薄手のサラサラした黒いカーディガンをボタンを留めずにさくっと着。 下は黒のタイトスカート。 いつも通りの超・正統派。なんの正統派かはわからないですが。 女っぽいような、少し少女っぽくもあるような、でも大人っぽいような、ワタシではぜーーーーーったい着られないような白いブラウスに
ぽーーーー(*´∀`*)
なんか自分の「缶蹴りファッション」が恥ずかしくなりましてね。 や、「こんな格好であたくしったら!」という恥ずかしさではなくて、何かこう、自分が身分違いの恋をしているような、甘美な恥ずかしさと居心地の悪さ。
このメンツで揃うと、たいていiプチ姫が話し込みます。それも仕事の話。 もうこの娘ったら本当にマジメでしてね。 こんなときくらい仕事のこと忘れればいいのにーとも思いますが、この3人では一番末っ子ですし、ふたりとも「うんうん」と聞きます。 ワタシの係はツッコミと茶々入れです。ちょっとやりすぎちゃうんですが。 iプチ姫をからかうとマジメなだけにおもしろいということと、K姫がいるもんですから、何かちょっと気が狂ってるのかってくらいテンション高くなってるんですよね、かっこわるいことに。 K姫はもっぱら聞き役です。 ワタシのツッコミにはツッコミを入れてくれます。「おもしろくないわよ」とか( ´_ゝ`)
で、iプチ姫の仕事の話を聞いていると本当に情熱的で熱心でですね。 なぜかそういう話を聞くと、自分がいかにテキトーにイーカゲンに仕事をしているかという話をしたくなる愛らしいじょりぃなわけですよ。 自分で話していて「なぜワタシはここまで、わざわざ事実をねじ曲げてまで、自分がダメだという話をしているのか」と本当にナゾに思ったりしたんですが、どうにも止まらない。 この姫ふたりからもお仕事をいただいたりするわけですから、なんかある意味失礼ではないですか。自分がマジメに仕事をしていない、ということをアピールするのも。 しかしどうにも止まらない。
しかしiプチ姫がワタシ以上に一生懸命仕事に取り組んでいるのは事実であります。 そしてその話を聞くのは好きです。勉強になりますし。 ということで、自分のダメ話で茶々を入れるのはいったんやめて(うざいですしねえ)、素直にiプチ姫をリスペクトしてみるじょりぃ。
「ホントにがんばってますよね。さすがは武将」とワタシ。 「なあに?武将って」とK姫。
iプチ姫が説明します。
「あたしの猪突猛進ぶりを見て、ある取引先の人が『iプチさんは男よりがんばるね。まるで戦国の武将のようだ』って言ったんですよ」 じょ「で、前世も戦国の武将だったんですよね(笑)」 iプチ「そ。 その話を社長にしたら『iプチさんは前世は武将だったからね』って」 じょ「自分は本部でのうのうとしてて、兵士を戦地に送ってその屍の上に成功を築いたんですよね(笑)」
こちらでも話したことがありますが。 ええ、ワタシの前世は「外人」と言われたときの話です。
「でも働いている姿を見て武将って言われるなんて、すごいよなー」とワタシ。「ワタシなんて、きっとキリギリスとか思われているに違いない」
iプチ姫と「キリギリスー」なんて笑っていたら、K姫がおっしゃいました。
「キリギリスに見られたくてそうしてるんだから、まあしかたないわよね」 「なんだ自分のせいか!わはははははは!」<ちなみにシラフでこのハイテンションです 「本当にやる気がないかは、そういうことにしたいんでしょうからさておき、 じょりぃさんて、へらへらしてても中身はすごく繊細よね」
先妻? じゃなくて 繊 細 。
一瞬脳みそが停止するじょりぃ。なんだそりゃ(°▽°)
そりゃワタシにだって繊細なところはありますが。 ていうか若い頃は「繊細な自分(うっとり)」という具合に酔っていたようなフシもありますが。そのずうずうしさのどこが繊細だよという感じですが。
しかしなんて言うんですか。 K姫がこっそり「ホントは繊細なくせに。もうホントにこの人ってかわいいんだから☆抱いて」とか思ってくださるならそれはうれしいですが。 ていうか、思ってるだけならそう思っていることはワタシにはわからないので、うれしがりようもありませんが。
が、今この場で、あたかも酔っぱらっているかのごとくはしゃぎまくり、いかに自分がダメ人間かをアピールしまくり、知らない人がワタシを見たら 「姫の中にキ●ガイひとり」と思われてもまったく何の文句も言えないであろうという状況下でいきなり「繊細よね」と言われるとですね。
なぜかとっても恥ずかしい。いたたまれない。 そうか、これが繊細さか。 と開き直ってみちゃったりして。
「いえ、中身もへらへらです(。▽°)ピギャー」 引き続きアホ続行じょりぃ。
しかしK姫、なおもつっこみます。
「じょりぃさんてナイーブよね」 「ボディソープ?」 「繊細(・∀・)」 「もうやめてください( ^ ∀ ^ )」 「ナイーブ(・∀・)」 「わかったから」 「繊細(・∀・)」 「うがああああああああああ」
K姫は紅茶を飲みながら壊れたワタシを見て満足そうに笑っておられます。 「実は繊細なじょりぃさん」ではなくて、「こう言っていじめれば頭がおかしくなるであろうじょりぃさん」をわかっていらっしゃるんです。 要するに「実はも何も、自意識過剰なじょりぃさん」をわかってくださっているということですナ。アリガタイナ( ^ ∀ ^ )コノヤロウ
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