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2007年02月17日(土) |
ネタ用のバレンタインかし? |
さてみなさま。 忙しいのですが、早く書かないと忘れてしまうので、ワタシのバレンタインデーの報告をさせていただこうと思います。 別に知りたくないですかそうですかでもそんなこと言わずに聞いてくださいよ!
バレンタインデーの前に、きょんに「モノがいーい?それとも手作り?」と聞かれまして。 DVDソフトが欲しいなーと、心の中の正直担当じょりぃがつぶやいたのですが、ここで「モノ」と答えて果たして良いものなのだろうか? でもモノのほうがきょんは楽でいいのかな? でも手作りって言わないとなんだか失礼なのかしら? などと考えた結果、なんとなく浮き世の義理的プレッシャーに負けて「手作りー」と答えてしまったワタシだったんですが。
「わかったー。ふふふ」と、きょん。
ふふふ が気になります。
なんなんでしょう、その企みに満ちたふふふ。
いえ、別に毒盛ってやれとかそういう楽しげな企みではないとは思いますが。 きょんのこのふふふ。 これは。
何かとんでもないアイデアを所持しているときのふふふです。
な、なにを作ってくれるんだろう・・・。
と怯えたこともあり。 そしてやっぱりDVDソフトが欲しいなーと思ったこともあり。
悩んだ結果、バレンタインデーの2日前に「やっぱりモノがいい …かも」とおずおずと打ち明ける正直者じょりぃ。
「あ、そうなの?」 「あー、あの、DVDソフトもらえたら嬉しいかなーなんて。えへへ」おどおど。 「どっちにしても、モノもあげようと思ってたよ」
え!そうなの?!
「あ、そうなんだ。それはどうもありがとう! ならば手作りも欲しい! あ、ならばって失礼かな! 手作りがいいな!うれしいな!」 あわあわ。 「まあとにかくわかった」 「何つくってくれるの?」 「ふふふ。 ナイショ」
ま、またふふふだ・・・(゚Д゚;)
で、当日。
ワタシがずっと「作ってよー」とお願いしていたものを、夕飯時にサプライズ的に作ってくれまして。 それは何か、というのはなんだかワタシが恥ずかしいのでナイショにさせていただきまして。 とにかくこれは、ワタシったらわーいわーいと大喜びでがつがつ食べました。
その他に、ワタシの好きな板チョコも買ってありまして。 そのすぐそばに、小さいお菓子用の紙カップも買ってあったんです。
チョコも作ってくれるのかしら・・・。
「ねえ、これって、もしかしてチョコも作ってくれるの?」とワタシ。 「ああ、うん。そのつもりだったんだけど、今日は作れないみたいだから、明日でいーい?」
きょんはずっと風邪をひいてまして、この日も随分と咳き込んで具合が悪そうだったのであります。
「うん、もちろん。早く寝たほうがいいよ」 「ありがとう」
ビールを飲もうと冷蔵庫を開けましたら、やったー、梅干し発見です。 ワタシは梅干しがけっこう好きなのですが、きょんは血圧が高いので、あまりわが家には常備されていないのであります。
「あー、梅干しだー。食べてもいーい?」とワタシ。 「あ。それはダメ」 「あ、そうなの?」
きょんの実家用かしら。 それとも勤め先の院長に頼まれたのかしら。 いずれにせよちょっとガッカリです。
「なーんだ」と冷蔵庫を閉めましたら、きょん、
「あー、でも、少しだけなら食べてもいいよ」と。
はて? ということは、どこかに持っていくためのものではなさそうです。 ウチ用なのに、ワタシは食べちゃダメなの? どういうこt・・・・・・
はっ
も、もしや・・・・
いやでもまさか。
でもしかし。
板チョコ買ってある。 紙カップも買ってある。 そして梅干しは、きっと何かに使うから食べちゃダメって言ったのでは。
ということは・・・・
梅干しチョコだったらどうしよう。
マジで怯えるじょりぃ。 しかもきょんならやりそうです。 「ふふふ」って思いそうです。 「うわー!こんな組み合わせでもおいしいんだね!」とワタシが喜び驚くストーリーが頭の中にできていそうです。
しかしワタシの頭の中では
うまいはずなかろう。
という言葉が頭をかけめぐります。
いやでもまだわからないし。 梅干しはチョコにそえるおにぎりの中に入れるのかもしれませんし。(なにそれ)
考えないようにしようっと。
そして翌日。 仕事をしておりましたら、「じょりぃーーーー」ときょんがワタシを呼ぶ声が。 「チョコ食べるー?」と、うれしそうに顔を出しまして。
「うん!」 と元気に返事をして、リビングへ向かいました。
きょんは盛りつけとか見た目とか、まったく気にしません。 溶かして紙カップに無造作に盛られたそのチョコは、あたかもう●このようです。冗談抜きで。
「う●こみたいだね!」 正直に伝えるじょりぃ。 「そうでしょー」 なぜか得意そうなきょん。なぜなの。
「ええと、食べていいのかな?」 「うん☆」
きょん、にこにことワタシがチョコを食すのを見ております。 し、しかもこれ、まだ固まってないぢゃないか。 ねちょねちょしたチョコをスプーンで小さくすくって(大きくすくう勇気がなかったんです)、むにゅむにゅと食しました。
むにゅむにゅむにゅむにゅ
・・・・・・・・・・・・・。
・゜・(ノД`)・゜・。マッズーーーー!!!!
きょんが見てる。 何か、何か言わねば。
「おいしいね!」 「ホント?」 「あー・・・・あの・・・・しょっぱいね」 「何が入ってるかわかるー?」にこにこにこ ってなんでそんなに嬉しいの?きょん。 「実は昨日冷蔵庫あけた時点で察してしまったのだ」 「なんだー(´д`)」 「正直、微妙な味がします」 「えー、あたしはおいしかったんだけどー」 マジかよ!Σ(゚Д゚;) 「・・・それにすっぱいね・・・」 「梅干しだもん」
梅干しをつぶしたものを、チョコと練って作ったらしいです( ^ ∀ ^ )なんて独創的☆ って、一体どういう味のコーディネイトだよ!!!
チョコレートの香りのするしょっぱくて味の濃い、そして後味がすっぱいという謎の味です('-^v)
ワタシ、きょんの作ってくれるものはたいていなんでも感謝しつつきれいにいただくのですが(ありがたいですからねえ)、 今回ばかりはギブアップでした。 10個くらい作ってくれていたのですが、1個食べるのが精一杯。すごく小さいんですけどね、1個が。 それも途中で「コーヒーと食べたほうがチョコはおいしいよね!」と言いながらコーヒーをいれ、そのコーヒーで流し込みながらやっと1個完食、というくらい「うぎゃおう」という味でございましたですよ。
「ごめん、1個しか食べられないやー」と、正直にワタシ。 なんだかウソついて無理にうぎゃおうと思いながら食べるのも申し訳ない気がしまして。
「そうかー・・・いいよ、あたしが食べるから」ときょん。ちょっとだけしょんぼり風味です。 「ごめんよー」 「いいよ気にしなくて(笑)」
悪いなー、とあんまり思うのも悪い気がして、なんだかどうしたらよいものやら。 とにかく、手作りにあまりゲリラ的要素は盛り込まないでほしいものです。
そして、日を追って少しずつ減っていくきょんの梅干しチョコ。なんで減るかといえば、きょんが食べているからなんですが。 たかがチョコなのですが、なんだか見るたびにせつなくなります。 いつものように一気に食ってくれればいいのに! ・・・きょんも実はしんどかったのかしら。
そして今日。 梅干しチョコの最後の1個がお皿にちょん、と載っておりました。 ワタシが食べたときと違って、ちゃんと固まっているので、当日よりもおいしそうです。 う●こっぽさはそれでもありますが。
で、なぜか
ぱくり。
と、小さく一口食べてみちゃったりして。
うん。 このあいだよりはいける。 食べちゃえ。 むぐむぐむぐむぐ。 しょっぱー。 すっぱー。
・・・やっぱり変な味・・・。
きょんが仕事から帰ってきまして、犬猫の世話をし、そして 「あ、 チョコ食べたの?もしかして」と。
「うん。食べちゃった。いけなかったかな?」 「いや、それは全然いいんだけど・・・食べられたの?(笑)」 「うん。固まってたせいか、このあいだよりおいしかったよ」 「そう」 にっこり 「うん」 にっこり 「じゃあまた作ってあげようかー?(・∀・)」 にんやり 「わはははははははははは」 「作ってあげようかー?(・∀・)」 「わはははははは・・・」 「作ってあげようかー?(・∀・)」 どんないじめですかこれは。 「・・・・違うチョコがいいなー」 「あははははははは」
そして「モノ」がまだもらえていないんですが。
たぶん、このままもらえない気がします( ´_ゝ`)忘れてるみたい
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