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2003年07月11日(金) 不思議ちゃんEさんとワタシ

こんばんは。たわらこーたろーです。
今のギャグを「古っ」と思ってしまったあなたは

いえ。なんでもないです。
危うくたくさんの人を敵にまわすところでした。

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本日は不思議ちゃんEさんと打ち合わせでございました。
最近、Eさんと接触が多くてですね。
めっきり仲良しっぽい感じになってまいりまして。
相変わらず超不思議ですけど。
会話が噛み合っているのかいないのかよくわからないんですけど。

しかしまあ、仲良しになったとはいえ「よく働く、優秀な、かわいらしいお嬢さん」(お嬢さんという言葉がぴったり)程度の認識しかなかったのですが。

6月の終わりごろ。

ワタシとEさんは、共同で進めている仕事でお互いへろへろのふらふらな時期だったんですが。
お互いに「朝いちばんなら、なんとか時間が取れそう」ということで、9時にEさんの会社にうかがったときのことです。

Eさんは、いつも黒か茶かえんじの、丈の長めなスカートのスーツに、スカーフを合わせたり、首の詰まったものを着たりという、かっちりしたお嬢様系の服装が多いんですが。
その日のEさんは、スカートの上に白いブラウスだけの超シンプルな装い。
しかも、胸のボタンがけっこう開いてまして。

あらめずらしい。

こういう、いつも露出の極端に少ない人が、たまに見せてくださると、こう、色めき立ったりしませんか。
しませんか。  するでしょ。  しますよね。  よし。

おまけに、どうも徹夜明け。
一夜を事務所で過ごしたらしい雰囲気。
なんだか、髪がいつもより乱れ気味で。
顔も異常に疲れているっぽくて。
荒れた空気がEさんを包んでおりまして。

普通の人なら「今日はだらしないなあいつもより」と思われてしまう感じだったのですが。

Eさん、すごーーーーーーーーーーーーく、色っぽく見えまして。
疲れ顔が。
ちょっと乱れた長い髪が。
極めつけは、なんだか開いちゃってる胸元が。

いえい。

ようこそEさん。
じょりぃの射程距離内へ。

と言っても、別に好き好き攻撃を仕掛けるとか、でへへな視線を送るとか、そういうことでなくてですよ。
ワタシはみなさまと違って、オクテで純情ですからね。 ごほん。

ただ、昨日までは「女の子らしいほわほわした、不思議ちゃんのお嬢さん」としか見てなかったんですが(とにかく不思議だったので)、その日からは「女」扱いとなりました。
今までより仲良くしようね。Eさん。と。
勝手に言ってろ。と。

それにしても、淫靡でございましたよ。
無造作にはだけている胸元。 滅多に見られない胸元。
日頃「清純」という言葉のみをまとっているような人の、思いがけず見せちゃってる胸元。

とはいえ、もちろんEさんは今も相変わらずのEさんなんですが。

「営業課長がミニチュアダックス飼ってるんですってどうしましょうじょりぃさ〜〜〜〜ん」
どうしましょうと言われても、良かったですねとしか返事ができなかったりしますが。
「チワワ〜〜〜〜かわいいの〜〜〜チワワ〜〜〜〜」
あれはちくわと読むんですよとボケてみても、聞いちゃいませんし。
でも、以前よりずっとなついてくれています。

そして今日。

「じょりぃさん見て〜〜〜〜。ずっと見せたかったんですこれ〜〜。かわいいでしょえへへえへへ」

Eさんのセリフは半オクターブ高い声で読んでください。

「え〜〜〜どれですかえへへえへへ」
おちゃらけないとやってられません。じょりぃは「かわいいもの」が苦手なんですから。
「ほう。かわいいですね」<感情が足りません。
「でしょー?」
「でも、こういうものをかわいいと喜んでいるEさんの方が、ワタシにはかわいいですよ」 しゃあしゃあと。

このよく回る口は、どうしてナナにはうまいこと使えないのか。

「あたしはかわいくないですよ。あたし的には不適合です」 あ、目そらされちゃった。
「おもしろいし」
「おもしろいのはおもしろいかもしれませんねバカだから」
「これ、猫の置物じゃないですか」
「そうです。ベビーダイアンちゃんです。かわいいでしょふふふ」
「ふうん。犬が好きなのに?」
「犬になりたい。えへ」
「でも、Eさん、性格は猫ですよね」
「そうかも。よくつかみどころがないと言われます」
「ないですよね」
「つかまれたくないし」
「つかんでみましょうか」
「こわいこわいえへへ」

なんてやっているうちに、一緒に打ち合わせをするお客様がいらしたので、話は終了。

打ち合わせ中、例の愛人プロジェクトを取り仕切る社長が来まして。

「じょりぃさん。ひさしぶりー」
「お久しぶりです」
「今度の月曜日、ボクと一緒に大阪行こ」
「は?」
「大阪の、うーーんといいところに行こうよ」
「USJ?」
「バカ。違うよ」
本気で言ったのに。違うのなら行かない。

そのプロジェクトに関係する施設の見学が許可されたということで、「見ておかないとダメだよ」と。

行きたくないです。

「予定が。 社長、急すぎますよそれー」
「行こうよう」
「行きたいけど、無理です。アポ何件か入っちゃってるし」
「他んちの仕事するなー」
と言いながら、腰をつついたりなでたりするの、やめてください昼間から。
夜ならいいというわけではありませんが。
どうも、宴会があったらしく、お酒が入っている様子。
「みんな行くのに行かないなんてダメだぞー」
「みんなって、誰が行くんですか?」

聞いてみましたら。
Eさん、iプチ姫、それに美女・K姫まで。
(これらが誰のことかさっぱりわからんという方は、登場人物紹介及び愛人プロジェクトをご覧になってください)
あと社長の愛人疑惑のひとりであるFさんと、デザイナーのNさん。それに社長の奥さん。
他の人の名前もありましたが、他はどうでもいいです。

「社長、ワタシ、アポの会社に交渉してみます」

メンバーを聞いたとたん、態度急変のじょりぃ。

「そーお?」
「なるべく行けるようにしますから」
「うん。その方がいいと思うよ。大事なツアーだからね」
「ていうか社長。大奥ツアーですねこれ」
「え?」
「社長の大奥を、大阪に持っていく感じ?」
「あはははははははははははは」
「社長、いつも楽しそう」
「ボク、楽しいよー」

おかげさまで、ワタシも楽しくなりそうな。
ありがとう、社長。

この話が終わって、Eさん他との打ち合わせに戻ると
「大丈夫ですかじょりぃさん? 社長と話してるとき機嫌悪そうでしたよ」
とEさんが気を遣ってくれまして。

「いえいえ。そんなことないですよ。  月曜日の大阪、Eさんも行くんですか?」
確認するじょりぃ。 社長に騙されて実はふたりきりだった、とかだとかないませんからね。
「どうしようかなと思って、まだ返事してないんですけど・・・」

ほらやっぱり。 社長のうそつき。

「Eさんが行かないなら、ワタシも行きたくないな」 しゃあしゃあとその2。
「じょりぃさんが行くのなら、あたしも行きます」
「そうですか。では決定ですね。行きましょう」にっこり。

楽しみです。駆け足日帰りツアーとはいえ、大阪。
大阪のみなさま、じょりぃは月曜日、そちらにうかがうですよ。
ワタシ(と社長)的に華やかなメンバーで。
ちょろっと思い出したりしてみてください。


しかし、ちょっと気になることが。

EさんとK姫は、実は犬猿の仲。
ふたりともプライドが高く、なんだかとにかく仲が悪くてですね。
すごく、おっとり・ねっとりした闘いぶりという感じですが。

たぶんK姫と仲良く話していれば、Eさんに「じょりぃさんてやっぱりお調子者」と思われ、
Eさんと仲良くしていればK姫に「なんだ。じょりぃさん、結局誰にでもいい顔するのね」と思われるでしょう。
たぶんね。
何も思われなければそれに越したことはないんですが。

Eさんには「Eさんと仕事するのがいちばん楽しいんです」と言い
K姫には「K姫と会えるなら、K姫の事務所の草むしりでもします」と言い
iプチ姫には「やっぱiプチさんと組む仕事が最高ですよ」と言っているじょりぃ。

今後みんなにいっぺんに軽蔑される可能性もありますね。
あ、その前に、みなさまに軽蔑されているのでしょうか今ワタシ。

こわいこわいえへへ。 <Eさん風




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