今日も今日とて
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先日、きょんと食事をしながら、「もし自分が男だとして、嫁にするなら友人のうち誰を選ぶか」という、しょうもない話題で盛り上がりまして。 ワタシ、この「もしも・・・・だったら」の話が大好きなんですよ。 かつてのきょんは「また『もしも』シリーズ? あんたはドリフか」と呆れていたのですが、最近ではじっくりとつきあってくれます。慣れってステキですね。 きょんもすっかりドリフの仲間入りです。 (・・・・ドリフの『もしもシリーズ』のギャグが通じる人がどれくらいいるのだろうか・・不安だ)
ふたりの「嫁」の基準はもちろんそれぞれでして。 とはいえふたりとも「恋人にするなら」と「嫁にするなら」で選択基準が変わるのが、「なんだかなー。嫁っていったいなんなんだ」と自らを恥じてみたり。 やっぱりどうしても「嫁にするなら」だと「料理が上手」とか「家事をちゃんとやってくれそう」とか「貞操観念がしっかりしてそう」とか、そういう方向の採点基準になるんですよ。
いやですねえ。ワタシたち。
きょんは昔、ちょっといいなと思っていた男性に「きょんさんて、すごく家庭的な感じがして、オレ好きだなあ。嫁さんタイプだよね」なんてことを言われて「あんな低俗な発想の人とは思わなかった。女をなんだと思ってるんだろう」とプリプリしてその相手を嫌いになってしまった、ということを経験しているのですが、「あんた、人のこと言えないやんけ」という感じです。
で、「恋人にするなら」の場合、きょんは「スナオな天然系」を選び、ワタシは「エッチしてみたい人」を最優先に選んでおりました。 きょんに呆れられたのは言うまでもありません。
まあ、他にもいろいろと勝手な理想を話したり、友人をサカナにあれこれ想像をふくらませて笑い転げていたのですが。
意外な話の展開がありまして。
「で、結局きょんは、誰といちばん結婚したいわけ?」とワタシ。 「え〜〜。 そうねえ。 ナナかな」
へ?
「な、なんでナナ?」
日頃のナナの問題点(いーかげん、自分勝手、キレる、わがまま、時間守れないなどなど)も十分知っているはずのきょんなのですが。
「なんかさー。 今まで挙がった人たちの中で、ナナがいちばんやさしいでしょう」 「やさしい?」 「うん。 そう思うんだけど」 「やさしいのか」 <なんでワタシもこんなに腑に落ちなそうなのか。 「確かに、表に出てる部分は冷たかったり素っ気なかったりするけどさ。あの子はなんていうか、ベタベタしない、ホントのやさしさを持ってるじゃん」
まあ、その通りなんですけど。 なんだかフクザツな心持ちのワタシ。 なにがどう、というのがうまく言えないのですけど。
「まあ、確かにね」 「根っこの部分が、すごくやさしいよね」 「根っこねえ」 「すごくムカつくこともあるけどさ。じょりぃに対する態度とかでも、何様だよとか思うこともあるけど、人間がやさしいよ」
そういえば、ナナも 「きょんさんて、すごくやさしい人だよね。じょりぃ、感謝してるの?ちゃんと」 なんて話していたことがありましたが。
二人の間で「褒めっこしましょう」という協定でも結んであるんでしょうか。 あるはずないんですが。
なんとなくミョーな罪悪感にかられたのと、きょんてすごいな、えらいな、と思ったのとで
「でも、いちばんやさしいのは、きょんだよ」
と言ってみたワタシだったんですが。
「そんなのあたりまえだよ」
と、「あんた何言ってんの?」というような真顔で返されてしまいました。がくっ。
ついでに訊いてみました。
「きょんとじょりぃは、どっちがやさしいかな?」 「あたしでしょ〜? 今の質問て、マジ?」
またも真顔で返されてしまいました。
もしかして「じょりぃじゃない?」なんて言ってくれるかと本気で思ったんですが、全然却下でした。 ワタシも身の程を知りませんねえ。
なんというか、ワタシはとても恵まれているみたいです。 感謝しないと。ちゃんと。
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