カレンダー。 私の机上に置いてあって スケジュール帳代わりになっている。
予定、休み、などなど。 もちろん、仕事だけの予定表。
最近ここにシルシを付けている。 彼に会えない昼休みの日。
ただ、会えない日ではなくて 定期的にある、昼休憩当番。 時間差で休む為の制度。
だいたい一定でやってくるだろうと そう思って付け始めた。 それによれば そろそろ、今日あたりと思っていた。
午前中に用事で彼が来る。 空いていた、隣の席に 自然に座る。
仕事の予定の相談。 何日は? って言われて その日はダメだと告げる。 カレンダーを見て。
彼が私のカレンダーをさっと持ち上げて 見る。 その動作にドキッとする。 机上に置いてある物とはいえ 仕事の予定とはいえ なんとなく、恥ずかしい気持ちがする。
予定が詰まったカレンダーを見て うーん。 と考えている。 急ぎじゃないから、仕事はちょっと先延ばし。
すこしだけ、休暇をとる私。 そのことを言うと、 休みと書いた予定を指差す。 ここね、と。
休暇の予定は、話さないつもりだった。 どうってことないけど 休み明けに 随分いなかったね、なんて 言って欲しかった。ただそれだけ。
そんなコトバを、もし聞く事が出来たら 私の自尊心を、たいそう満たす事が できると思ったから。
昼の予想は当たっていた。 予想にしか過ぎないけれど 知らないで会えない日よりも 落ち着いた気持ちでいられる。
午後。まだ休み時間の彼。 通りすがりの立ち話。 ちょっとした会話。
それでも 仕事中でも 2人で話をして、今日は昨日よりも 心地イイ。
彼が、研修かなにかで1週間不在だったとき 私は研修だと知ったのは 何日かしてだったし ずっと会えないことで 寂しかった。
研修明けに、彼に会ったとき 仕事が滞っていた事を、 ずっといなかったから。 って彼が言うのを聞いて ホントウはいないことなんて 知っていたくせに あれ、いなかったの? なんていう、くだらない嘘をついた。
風邪で休んでいたときも おなじような事を言った。
私は彼を気にしているからだけれど 彼は私の休みなんて 気にしないから、と思っていると その日は私、休みだったから とかいうと、 知っているよ。 とか、言うんだな。彼が。
意識していなければ なんでもないことだろう。 私も意識してない人とこんな会話したら 同じように言うだろう。 知っていたら知っていると。
意識しすぎている人の 休みや都合を把握している事を 悟られたくないが為の 不自然な、嘘。
それでも 彼の予定を知っていると 安心するんだもの。 毎日、きょうはいるかな。 と思って暮らすより 今日はいない、ってしっていたらいいのにな。
ということ。 (ストーカーじゃありませんって)
こんなこと、考えている事知られたら
キモイ
と言われるんだろうね〜。
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