休み時間。 てくてく歩く私の後ろから
ジュースを開ける音。
いつもの、彼の動作。 歩いている姿が ガラスに映って見えた。 それでも私は振り向かず、 歩く。
彼はあまり機嫌が良くない様子で 眠いという。 そんな話をしていたら もうひとりやってきたので 仕事の話になった。
その人のことを 大変申し訳ないけれど 早くもどればいいのにな、 なんて勝手な事をおもう。
今週。 一緒に出かける事になった。 遠くはないけれど 2人で車で出かける事がうれしい。
彼に 手にもっていた資料を見せながら 出先に一緒に行くように伝えていると 自然に横に並んで 背の高い彼が 上から覗き込む、 その動作に ドキドキしながら、話をしていた。
仕事の内容は けして気乗りする内容ではないし 今一番おおきな問題と私が思っている 仕事。 でも、彼も一緒にしている仕事なので 苦痛には思わず、やっていける。
まだ、桜は咲かないけれど また一緒に、出かける日がこんなに早く来て 嬉しい。
何も期待はしないの。 ただ、一緒の時間を 楽しく過ごせればイイ。
そうだなあ。 ひとつ期待するとすれば 渋滞・・・。 そうすれば ゆっくり話ができるから。
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