見上げればそこには夢があった 息が苦しくて 頭ばかり見えてて 天井しか見れなかった 天井近くにはみんなの夢があった マンション 郊外に家 ズワイガニ
とにかく満員電車の中で 間近に人を感じながら人ではない ふっと息を抜ける天井の壁には 眺めて暮らせるように広告が吊り下がっている 満員電車に揺られながら 会社に到着するまで それからの仕事を考えて ふっと夢が訪れる 郊外に家かあ 通勤も新幹線ですればあまり変わらないし そういえばマンションの広告もあったなあ 旅行にも行きたいなあ おいしいものも色々食べたいなあ
そんな夢を電車の広告は売ってくれてるのかあ 満員電車の頭の上から降ってくる
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