へい太の日記

2001年06月10日(日) 壮大なムダの向こうに

遊びまくったその後に
見つけたテントウムシの
脱皮の瞬間

今まで気づかなかったよ
テントウムシになったばかりの
色が真っ黄色

そうだった
いろいろ遊んだ末に
見つけたよね
セミの脱皮も

何の気無しに遊んでいて
見つけた事ってたくさんあるよね
遊んでいたからこそ
見つけられたもの

たくさんのムダのように見える
遊びがあったからこそ
いろいろ宝物が増える

そうだね
いっぱいのクズのような
経験の中から
たった一つの大事な体験が浮かび上がる
だからそれが宝物って呼ばれるんだね

この間ずっとゲームをしていたら
何が見つかるのだろう
きっといろんな技を憶えて
友達の中では尊敬されるだろう
でも、それはきっといっぱいのクズのような経験
大切な宝物はどこにあるのだろう

生まれ落ちてきたときから
ずっと機械を相手に過ごしてきて
どこに自分の本当の生があるのだろう
たくさんの死と直面して初めて
生の大切さもわかるのかもしれない
それもずっと機械を相手にしていたら無理
人と関わることよりも
ずっと機械と関わっていることの方が多くて
ずっとマニュアル化された社会に生きて
人と機械が両方ある世界にいたら
マニュアルとそうでない社会がある世界にいたら
自分がどこに立っているかよく見えていたけれども
機械とマニュアルしかない世の中だったら
自分が立っているところすらわからない

それはパラレルワールド
もう島宇宙なんてもんじゃない
この世には自分しかいないんじゃないのか
遠くはなれたどこかに誰かが実在(いる)なんて
もしかしたら嘘じゃないのか

壮大なムダの向こうに
宝物を見つけられたのに


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