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氷砂糖

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入院の記憶
2023年12月01日(金)

家族が以前入院していたので。入院時、きめこまやかにフォローしてくれて。生活面では、ほとんど不自由を感じなかった。医師も看護師も皆優秀で、信頼でき、あまり不安にならずにすんだ。

それでもふだん見ないTVが、妙にこころにしみたりした。若い男の子たちが、ご当地の食べ物を食べていたり。20代30代40代の女性が、それぞれショッピングモールで買い物をしてスタイリングしていたり。観光地の最後のイベントや、新しくできた建物の紹介など、ふだんなんの感慨もなく眺めてしまいそうなすべてが、どれもしみじみと楽しかった。

最後のほうはあまりできることがなく、webの無料コミックを読んだり、ボイスドラマを聞いたりした。この頃に読んだ作品は、のちに続きが出たとき、紙で買ったりもした。どれもとてもありがたかった。

病気にならないほうがもちろんよいのだが。なってしまったのは仕方がなく。入院生活自体は、そんなに悪くなかった気がする。





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