ukatanka
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難しいな、SNS。
私は、SNSで言葉を交わすことが少ない。 SNSであっても、私にとっては自分のための備忘録だからだ。あと、好きないろいろに触れる場。そのために便利な機能を備えているから使っている。
けれど、短歌をするに伴って始めたSNSで、珍しくコミュニケーションしたい気持ちが芽生えた。が、人間関係を濃くしたくない気持ちがあるので、言葉を交わすことは結局ほぼしていない。 おそらく話をした方が楽しいし得るものは多いんだろう。 でも、私はネットで人間関係を紡ぐことに苦手意識がある。 リアルならいい。私にとっては、人となりや雰囲気、話し方、そぶり、そういった情報がとても重要だ。 だから、ネットで関係を築ける人はすごいと思う。 また、私に話しかけてくれる人も、すごいな、ありがたいな、と思う。
つながっている方々の表現や日常を見せてもらえるのは楽しい。 交流したい気持ちはあるけれど、言葉を交わすのは苦手。 だから、いいねのボタンを押す。
ここからがやっと今日の本題。
いいねを楽しく押していたら、もらえるいいねも増えてきた。 フォロワーさんも徐々に増えていたので、なぜかは特に気にしていなかった。 でもある時、私の表現に対して過度な数のいいねがついているなと感じた。
どうしたらいいんだろう、と思った。 毎回いいねしてくれる方もいる。 私は、たとえ好きな作家や好きな人でも全てが好きということはないので、無条件に全部にいいねしてもらうのではなく、いいと感じたときだけにしてもらえたらいいなと思っているし、そうしている。それは基本的な気持ちとしてずっとある。 でももしかしたら、毎日頑張ってるね、お疲れさま的なねぎらいの気持ちなのかなと思い当たった。やさしい方々だな…。
私はほとんど表現しか流していない。 本当にいいねと感じてもらえた時だけいいねして欲しいというのが本意だ。
私がいいねを減らしたらいいのかな。 とはいえ、先月から仕事がたてこんでいて、そもそも以前ほどSNSを覗いていない。 覗いた時は、新着順に見るか、いいねをくれた方のところを見に行く。見るだけのこともあるし、いいねと感じたら遡っていいねをつけることもある。 それが良くないんだろうか… お返しをしないといけない気持ちにさせてしまっているのかな…
いいねが欲しくていいねしているわけではないのに、そう思われてしまっているかもしてないと、時々思ってしまうので。 状況だけ見たらそう捉えられても全然おかしくない。というか、そう見えるんだろうな…
言葉を交わさずにいいねだけでやってきたのが良くなかったのかなとも思うけれど、その距離感じゃないとSNS疲れしてしまっていたと思うので、そこは顧みないことにする。
どうしたらいいのかわからないよ。。
なぜ、なんのために短歌を詠んでいるのか。 →自分のため。感情や思考や出来事をコンパクトにかたちにするため。
だったし今もそうなんだけど、ひとりでこつこつやっていても張り合いがない。というか、意味を見出せなくなることがある。 だから見てもらう場を求める。
見てもらえる場に出したとしても、反応がなければ見てもらえるのかわからない。 したがって「目に見える反応をもらえたら嬉しいな」という気持ちになる。 承認欲求と言われればそうなのかな。そうなのかもしれないな。そのあたりの考え方や思いは人それぞれだろう。 これが承認欲求だとして、承認欲求を満たすことに否定的な意見をたまに見るが、よくわからない。 読んでもらえて、何かを感じてもらえたら嬉しい。それがいいものだともっと嬉しい。反応をもらえたら更に嬉しい。だから私もTwitterでは素直に♡を押す。いいなと感じた歌や日々に、話しているようにぽんぽんいいねを押す。
ほぼ毎日短歌をつぶやいていて、ほぼ毎日♡をくれる方々がいる。 私は、小説でも芸術作品でも、ひとりが生み出した複数のもの全てが好き、ということはまずない。大好きな作家でも、そんなに好きだとは感じない作品はある。 だから、毎日♡をくれなくてもいい、本当に琴線に触れた時だけでいいのにな、と申し訳ないような気持ちでいた。 でもそのうち、短歌を続けることへのねぎらいや応援、お疲れさまの気持ちなのかなと思えてきて、支えられている。
私の歌を好きだと言ってくださる方もいる。とても嬉しい。 調子の良くない時は、申し訳ないとも思う。
ここで冒頭の話に戻る。 なぜ、なんのために短歌を詠んでいるのか。 自分のためのはずのに、ひとのためという気持ちも混ざってはいないか(いる) それがどう表現に作用するかが肝心なところだと思う。
好きなことを好きな言葉で読むのは大前提だ。 しかし、読んでもらえる場に出すからには、伝わらないと意味がないのではという気持ちがよぎることがある。 それで表現に迷うこともある。が、結局は自分にしっくりくるようにする。 見失いたくないなと思う。
調子が一定でなく、いつも思うように詠めるわけではないことなどにも言及したかったけれど、今日はここまで。
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