・地球温暖化や相次ぐ自然災害のなかで 3.11地震、超大型の台風など、自然と人間の関係が変化している。 3.11の地震で、自然と共生するための思想を考え直さなければと感じ、 昨年の台風での各地の被害を見て、思想だけではなく、実際の生活を変えなければいけないという危機感を感じた。 生きていくうえで自然を脅威と感じることが日に日に増してくるが、 原因をたどっていくと、産業革命以降の大量消費での二酸化炭素排出の増加による地球温暖化などの、 人間の暮らし方、豊かさの追求が自然の摂理と適合していないことが根本にはある。 このままの暮らし方では間違いなく自然災害は増え続け、見て見ぬ振りをしていても、 ブーメランのように私たちの暮らしを揺るがす脅威となって身にふりかかってくる。 高度経済成長、バブル経済という上昇志向の流れと、その後のロストジェネレーションや私たちのようなゆとり世代の集合的無意識裡にある虚無感や諦念。そのどうにもならないギャップを思うと嫌気が指してくるが、それでも前を向いて生きていかなければならない。 私にできることは何なのか。 そして、私たちにできることは何なのか。 偶然出会った好きな事を10年続けてきて、ようやく「私にできること」がハッキリしてきた。 これからの10年は、それを周りの人たちも巻き込み、「私たちにできること」として、 渦を巻くように少しづつ大きな運動にできたらいいと思っている。 ・制作の目標 目標は立てずに、今できることをしっかりやるだけだ。 目前のことでいうと、ガラ紡の平織り布巾を白、赤、黄の3色の製品化を目指す。 それを4月を目処に流通する体制をつくる(ネット、できれば岩立ミュージアムでの販売)。 夏は昨年講習会で習った天然灰汁建発酵での藍染で青を染めたい。 ・他人を巻き込む運動としての活動の目標 腰機でガラ紡の平織り布巾を織ることができるように、まず自分がなる。 製品化が一度できてから(4月以降) 今の所、吉祥寺の手織り工房SOXで腰機フリーレッスンがあるので、それに集中して行く。 そこで、高機で織っているものを腰機に移して織る方法を学び、 また腰機道具の制作も学び、自分で制作できるようになりたい。
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