huukei

往時目譜近時


 2017年02月27日(月)   囀りに寄せて and wind


  ある鳥のさえずりに寄せて

――僕のひとりごと。

「先週の半ば頃、その鳥のさえずりを聴いて、
これは私に宛てた声なのかなと思った。
そしてすぐに何か返事をしようと思ったが、
もしも私に宛てたので無ければ恥ずかしい
と思い、何もしなかった。

でもやはり何か返事めいたものを一応書いておきたいな
と思い、今ここに書いている。
つまりこれは鳥に宛てた書簡のようなものである。
木の葉っぱにでも書いているような心持だ。
そしてこれは後に、風に吹かれる。

鳥の、その母性に溢れた友愛の声
それが仮に私宛てだとして、またそうでは無いとしても、
何にしても私はその声を聞いて安心したのだった。
声は私の不安な背中をも押してくれた、と私は一人で思った。

鳥よ
 鳥よ
  その羽ばたきよ
   鳥は羽ばたきながらも 悩んでゐると言ふ

その悩みに対して私に出来る事といえば何も無いのかもしれない。
けれど私が勝手にやってみたい事としては
もしも鳥の姿に――これは比喩では無く本当の鳥である。雀などに――
なれるのであれば、
その場所でこぼれてくる音や旋律や歌声の、全てに耳を傾けてみたい。
傍の窓枠にでもとまって、ずっと聴いていたい。
その場所からこぼれる全ての音を聴いていたい。

鳥はいつも、私の明日にいる。
私はきっとずっと目を向け耳を傾けているのだから。
私がそうしたいからそうしている。

私は私以上の何にもなれないし、
私を生きる事以外に何をも生きれないが、
ひとまず私はいつも私を生きていて、鳥のことを思ったりする。

それから私は単純にその鳥の歌声がとても好きである。

鳥よ
 鳥よ
  鳥よ」


これは、あくまでも僕のひとりごとであり、
僕の見当違いだった場合は恥ずかしいので、
吹き飛ばしてもらう為の風を用意した。



(風、一)

 明日

また明日 じゃあね と言って別れる
一人になって星を眺める
眺めて眠る
星の空に眠る
誰かと誰かと呼び合って



(風、二)

 友

厳密には、人を数える事は出来ない
その人はそこに一人しかいない

友は皆この星の瞬きのもと
すやすや眠り
或いは眠らずにいるとしても
 明日の朝が来たら おはよう と言う
 おはよう と名前を呼び合いながら目を覚ます


 2017年02月25日(土)   墓参り hakamairi

墓参りへ行った。
墓地は高台にあり、空が360度見渡せる。
色々なお墓があるので、一つ一つ見ていくと楽しい。
灰色や黒の石の群れに、色とりどりの鮮やかな花々がある。
吹く風もなんとなく鮮やか。

亡くなった人の名前を見ていくと、どことなく寂しい気もするが、
よしっ、と思って背筋がシャキッとした。

そうして眺める山はまた静かで綺麗だと思った。


 2017年02月24日(金)   稼働 engine

飛行機が飛んでいるのを見て思った、
あの巨大な鉄の塊が空に浮かび続ける為に、どれ程のエネルギーを要しているのだろう。

人間が運動すれば、カロリーを消費する。
思考もまた同じだと思う。 それなりの力を要するのだろう。
ちょっと頑張る感じで、稼働させる、稼働させ続ける。
たくましい思考
明るい とか 気楽な とか
強く在ろう そんな思考へ。

思い込んで決め込んで感情的になっている場合もあるから、気を付けようと思う。

コンセントの穴の大きさは左右同じである。 そんな事は常識である。

――否。
実は、左右の穴の大きさは違う。
そんな風に、自分の見解と真実は、違っている場合もある。

ちなみにこのコンセントの事は、僕は比較的最近知った。


僕の頭の思考は固いと思うので、今日はそんな鉄のような自分の頭をほぐす話。

今日も、川を、人を、
眺める、見つめる――。

そして今日一日という川。
一日の中で、必ずところどころ光っている。


 2017年02月22日(水)   猫 neko

最近の発見として、ごぼうのきんぴらを作る際に、生姜を細く切ったものも入れると美味しかった。


猫の日

猫ではないが、アニマル浜口の「ワッハッハ、ワッハッハ、ワッハッハ」 が好きだ。
笑うから笑えてきて軽くなる、というのはあるかもしれない。
自然と考え方が軽くなるというか。


 2017年02月21日(火)   パン屋にて bakery

詳細は分からないが、今週末に催されるデザイン協会のイベントの、
Kさんの出展するブースの設営の手伝いを頼まれている。
と言っても気楽な感じだ。

今日はその準備の為、Kさんとお会いしたのだが、
昼食を近くのパン屋でとることにした。イートインスペースがあるのだ。

席に座って喋っていたら、ひょんな流れで隣のおばさんとも話を始めた。
Kさんはフランクな性格なので、割とこういう流れは珍しくないそうだが、
1時間以上喋った後、最終的には連絡先を交換していた。

おばさんは大阪で生まれ育ったらしく、何かおもしろい人だった。

Kさんは人が好きな人である。
おばさんもそうだったのだと思う。

僕はどちらかというと、人との触れ合いには怖気づく。

聞いてみたらKさんも苦手な人はいて、
直観で合わないなと思ったら話さないと言っていた。
あくまでも波長が合えば話す、と。

まあそりゃそうである。

繋がりが生まれる事って、人生でどれだけあるだろうか
人生でどれだけが大切なものになっていくだろうか
心に残っていくだろうか

人は生きていて自分も生きていて、
様々に触れ合う

この世の中が愛おしい気がしてくる

そしていつかはこの世からは去るんだなあと、ふとしみじみ思う

さて…

花が本当に生き生きと咲いている
ある種の気楽さを持って…
そんな風にありたい


とりあえず今日はもう眠い (22時06分)
もしも「今日」という人間がいたら、ありがとうと伝えたい。
できれば毎日そう伝えたいものだと思った。


 2017年02月19日(日)   食堂手伝い assist

午前中、知人Kさんからの誘いで、子供食堂の手伝いに参加した。
「子供食堂」とは、高校生までの子供には無料で食事を提供する、というもので、
ボランティアによって運営されている。
教育関係や介護等の職務に就いている人たちが多かった。

たまたま通り掛かったアメリカ人の旅行者が、興味を抱いて入って来た。
喋っていたら、ひょんな事から僕が近くの観光地を案内するという流れになり、
相手は日本語が全く喋れず、僕は英語が全く喋れないが、
結果的にはそれなりに何とかなった。
そして単純に思った。
ほとんどの国の人が英語を喋る。だからもしも英語が喋れれば、付き合う人の幅が広がる。
きっと楽しくなる。
まだ見ぬ将来の友人が日本以外に存在しているかもしれないのだ。

ある程度話せればいいと思うので、まあゆっくりやっていこうと思った。

今日は色々な人と接し、良い意味でも悪い意味でも色々な人がいるんだなあとしみじみ思った。
そしてその中にあって、優しい人っていいなとしみじみ思った。


 2017年02月18日(土)   海 sea



寄せては返し、寄せては返し、細波。
しずかにしずかに。
そんなふうに 言葉をぽろぽろとこぼし
それが人の心に触れて
或いは 人の心がそれに触れて
何かしらの音が生まれるなら
それはとても不思議な おもしろい 生きがいのような事。

何かしらの 音をまた自分も聞きたくて
砂浜を歩く

砂をこぼす
貝殻をこぼす
波間に映っているのは 月の光のような
何かしらの想い

きらきらとしているその光
濃く光ったりもする
深々と光ったりもする

そこに立つ

立っている

潮の匂いをかぎながら
そして、座って見つめている


 2017年02月15日(水)   感知 kanti


人間の五感で感知できるものがあるのだから、
当然、感知していない・感知できないものも在るのだろう事は疑っていない。
例えば紫外線も、人間の目では見えないが、カラスには実際に見えているそうだ。

俳句には、雪女、という冬の季語もある。
まず誰も目撃した事の無いであろう妖怪というものが、堂々と季語として存在している不思議。
それとも見えている人には見えているのだろうか。

最近では、幽霊、百物語 という言葉を夏の季語として加えている歳時記もある。

それから、十月のことを神無月とも言うが、神の留守、とも言う。
滑稽な感じがして好きだ。
国内の全ての神が出雲大社に集まる為だが、現地では十月を神在月(かみありつき) と呼ぶそうだ。

ちなみに、最近知った事だが、「サンタクロース」は季語では無い!
それも不思議だ。
俳句を始めた方は、ご注意を!
今年のクリスマスシーズンに俳句を作る時にはご注意を!

今はまだ二月である。


ご縁 という見えないものに感謝する時もある。

春 というものもまた、目には見えない。


見えないものいっぱい。





 2017年02月13日(月)   日々是 every


皆 それぞれに違う。
好きなものも 感性も感覚も 身体の物理的な構造も 顔・声・骨格・内臓・遺伝子
生活している環境も 境遇も 経験も ありとあらゆる…

だからこそ人生も世の中も、おもしろい。
学べる事も多い。

人と接する中でしか学べない事も、山ほどあるはずだ。
であれば、触れ合いは何かしらを学べるチャンスの機会でもある。
そういう意味では、どんな人との触れ合いにも、
その触れ合いの機会や存在に、ひとまずは感謝と言える。

人の数だけ、それぞれに一日がある。
それぞれに人生がある。

日々是好日、という言葉がある。
その日その日が、それはそれで佳い日なのだ
――という意味なのかどうか、正確には知らないが、
つまり、そんな感じだ。


  手作りの一寸固めの柏餅      詠み人しらず
  (てづくりの ちょっとかための かしわもち)


そうして、あたたかさを思えば、心はあたたかい。






 2017年02月12日(日)   冬に春 winter

未だ更新が不可能なので 戯れにこのページを更新してみる。
このページは本来目次のページである為、ただ遊んでみる。

昨日見つけた俳句、

 手をつけて海のつめたき桜かな     岸本尚毅

この句とは関係無いが、先日、散歩の途中で寒緋桜が咲いているのを見た。
他の木は咲いていなかったが、日当たりの良い場所のその木だけが咲いていた。
春も近いと思ったが三日後くらいに今季初の雪が降った。

冬の部屋で読む春の句は、
例えば白い折り紙にピンク色の折り紙を合わせるような感じがする。
春に同じものを読めば、緑色の折り紙にピンクの折り紙を合わせるような感じだろうか。

冬に、冷たさの中で春のものに触れることは、それはそれで特有の感覚を得られて好いなと思った。
冬の楽しみ方の一つとして…。


 2017年02月11日(土)   大小 see

スケールの大きな、感動するような綺麗な景色を眺めると、
人の、綺麗とは思わない感情や行動を見た時に、小さいと感じる。
ちっぽけだと思う。
そういう感覚を持って見ている事は大切だと思う。


 2017年02月10日(金)   雪んこ yukinko

雪が降った。 今季初。

積もらなかった。
全て地面の上で溶けて、アスファルトの道路は濡れている。
雪で濡れたのだと思うと、なんだか楽しい気持ちになる。

舞っている。

雪はふわりとする。
ふわり頭に乗って、髪をやさしく濡らす。
たまたま僕の頭に降り立ち、頭に着陸した事をなんとも考えず、当たり前のように溶ける、
溶けて当たり前のように僕の髪を濡らしている。
なんだか可愛らしく思える。


 2017年02月09日(木)   カレー curry

カレーを作ってすごく美味しく出来上がると、
ものすごく満足感を得られるのは何故だろうか。

カレーは、創作意欲を掻き立てられる。
調味料を色々入れてみたり、具材を色々やってみたり、そこら辺にロマンがある。
そして何より調理が楽である。

インドに思いを馳せる事もまた、カレーの楽しみである。
(なんとなく程度で馳せている)


 2017年02月07日(火)   世界 photos

NHKのアートシーンという番組をいつも録画してチェックしている。
日曜美術館の後にある15分の番組だが、
国内の様々な展覧会等の最新情報を紹介している。
今回観た中で個人的に惹かれたもの…

石川直樹
web site… http://www.straightree.com/index.html
現在、今月末頃迄、茨城の水戸で個展をしているそうです。
写真です。登山、海外の風景等です。
HPで色々な写真を見ていたら、なんだか旅行したような気分になりました。
色々な文化や世界があり、色々な人たちが暮らしている事を意識する事は、
いつも大事な気がしています。


 2017年02月06日(月)   星座 seiza


夕方、犬の散歩へ。
あまり通らない小道を通る。
菊をたくさん鉢植えしている家があった。
菊が好きなのだろう。
菊を見る事が普段あまり無いので珍しかった。

他にも、珍しい花を植えている家や、
珍しい草花が道の脇に咲いていたりした。

よく見かけるものも、いつものように綺麗だった。

ある公園の石垣がゴミ捨て場になっており、
その石垣に水仙が咲いていた。
ゴミ捨て場にも、花は変わらず綺麗に咲いている
と思って、印象的だった。


 ・ ・ ・ ・


夜、犬の散歩へ。
10分位の短い散歩。
星が今日も綺麗だった。
星の位置がだんだん変わりつつある。
季節と共に動く。
星空は大きいので、動くと、大きい変化のように思える。
徐々に新しい星座が顔を出す。


  ・ ・ ・ ・ ・


自分が星座の一部であるならば、それは誰もに同じ事が言える。
皆、何かしらの人間関係・繋がりの中で生きている。

地球から見たら、星は全て平面上に在るように見えるが、
実際は、広い広い空間の中に、それぞれの星が様々な距離で存在している。

人も同じだ。
それぞれがそれぞれに存在していて、バラバラにも思えるが、
繋がりは確かにあり、個々を線で結びでもすれば、星座になるのだ。

個人は、様々な星座の一部分を担っている。
一つの個という独立した存在として。


 ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・


星空は綺麗で、星座を見るとおもしろいなあと思う。

人もまた、いつも綺麗な感情で光っているわけではないが、
存在している事自体が光そのもののようでもある。

絆のような繋がりが生まれる時には、やはり綺麗な何かに惹かれ合っての事なのだと思う。
互いを見つめる眼差しもまた綺麗なのだ。

だから星座の、星を繋いでいる線は、見えないが、綺麗なものなのだ。

星同士が、天体において距離が様々に在るように、
人の繋がり・関係も、地上において様々に在る。

自分は光っているのか? 誰だって自分には分からないものだと思うが、
繋がりが、綺麗な線が、自分から誰かに、誰かから自分に、確かに繋がっている。
誰かから誰かの間にも、その誰かからまた誰かの間にも。

その綺麗なものが、線が、きらきらしているものがある。
自分と誰かの間にあるその線によって、今日もなんだか明るい。


 ・


人はいつかは死ぬ、星はいつかは消える。

星は消えるが、線は消えないのではないだろうか。
見えない綺麗な線は。

僕と誰かを繋いでいる線、互いを見つめる眼差し、その綺麗なきらきらした線
絆のような線
か細い糸のような線から 太い綱のようにもなりうる その線
その線こそが いつまでも。

人は、きっと誰でもが、それによってなんだか明るいのだ。


生まれている。
生きている。

静かな光。
確かな光。

静かに光る。
光っている。






 2017年02月05日(日)   百千鳥 waiting

1/25〜、サーバー側に不具合が生じ、更新が出来ない状態にあります。
このページの更新は可能という事に気が付き、これを書いています。
突然更新が止まったので、もしも心配してくださっている方がいましたら、申し訳ありませんでした。

m(_ _)m

百 千 鳥 堂 塔 い ま だ 整 は ず     高野素十

(ももちどり どうとういまだととのわず)
お寺の改修工事が、思ったよりもゆっくりと進んでいる。
季節の方は変わり、色々な鳥の囀りが聞こえる。
なんだかのんびりとした気持ちになる。

そんな心境と言えばそんな心境です。

ところで皆様は蝶のような、或いは鳥のような羽を持っていますでしょうか。

いえ きっと誰もが持っているはず。
羽、それは自由の象徴です。
自由な、軽やかな、鮮やかな、
そんな心の羽ばたきが、いつもありますように。

まだまだ寒いですので、どうかくれぐれもご自愛ください。
2月5日 sunday


(※これは目次のページに書いたもの。6/22に再び使えるようになった。)


 2017年02月04日(土)   春立ちぬ harutatinu


立春。
熊本と大分の県境の山間に、小国(おぐに)町はある。
周囲に、黒川温泉、杖立温泉などの温泉郷があり、観光地としても賑わっている。
小国町の認知症のグループホーム内にて昼過ぎ、祖母・敬子 逝去す。


  花好きの祖母の形見の藪辛子     敬子

祖母の祖母は、花が好きな人だったようだ。
祖母もまた、花が好きだった。


  初雪や一歩前進して生きる      敬子

まだ施設に入居していない頃の作。


  立春や優しき人の笑み給ふ      啓介

看取る前、思い出話などを話し掛けていたら、嬉しそうに笑っているように見えた。
その後、すぐに息を引き取った。


小国の方言で、花が咲くことを、「花が差す」、と言う。
陽が差す、と同じような意味合いで、花が差しちょる、と言ったりする。
花の明かりが差している、というニュアンスだと思う。
綺麗な言葉だと思う。





 2017年02月03日(金)   笑む方へ ehou

恵方巻きを食べた。
今年、北北西に進路をとれ、と食卓で言った人は全国にたくさんいるはず。

豆を撒いた。
誰も歩いていない事を確認して道路にばらばらと豆を蒔くのは楽しい。


往時目譜近時

watanabe keisuke