huukei

往時目譜近時


 2016年10月30日(日)   賽銭箱の saisennbakono



賽銭箱の上に乗る猫。
にゃに?



「にゃんでもにゃいよ。」
あ、そう、ぺろぺろ。


 2016年10月29日(土)   遠い山から藤袴 tooiyamakara

何か始めるときに 挑むときなど
自分の中に種を蒔いている。
すぐに咲かない 時間が掛かる 一筋縄ではいかない
が、しかし
少しずつ成長していく 葉をつけて 花をつけて 実り 種ができる
そうなっていくのだから
そうなっていくよ と 自分自身に言っている。


サッカーの選手に遠藤という鹿児島出身の人がいる。
僕はサッカーやその他スポーツの観戦をあまり積極的にはしていないが、
というのも自分が運動音痴ということもあり、また、
自分が勝負意識を持つことにどこか抵抗を感じるからなのだが、
サッカーその他スポーツが嫌いなわけではなく、むしろ好きなので、
ど下手な人たちだけで一緒にやったら楽しそうだなあと考えたりもしている。

2年位前だったか、たまたまつけていたテレビで遠藤選手の特集番組が始まり、
あ、鹿児島の人だと思って、なんとなく見ていた。
その中で、彼が車を運転している場面があり、彼は制限速度で走っていて、
取材者が「制限速度で走るんですね」と言ったら、
「周りからどんどん追い越されていくけど、自分のペースで走りたいから、いつもこのぐらいの速度で走っている」
と、そういう旨のことを話していた。

それがとても印象に残り、最近は全く運転していないが、
というか確か教習所では周囲の流れに合わせることが大事だと習い、その通りだと思っているが、
周りを気にせずに堂々と自分自身でいられるということに対して、憧れを持った。


 2016年10月28日(金)   森の泉 morinoizumi

わたしは
わたしという森に
入った初めての人間だ
わたしは
わたしという森のなかの泉に
その泉に湧き出でる水を飲みに来たのだ
そうして泉の傍に居つづける為に
ただそれだけの為に

森をめでながら
ときには森の木々を 泉の水で潤しながら
幾つもの幾つもの(あなた)という森と
一緒になって
いつか 一とつの星になろうと


 2016年10月27日(木)   月が tukiga

月があまりに
あまりにもゆっくりと動いている
 あれは祈りだ



― ― ― ― ― ― ― ―

図書館で本をぱらぱらと捲りながら、読むわけではなく言葉を適当に眺めていたら、
創作意欲が湧いてきて「月があまりに あまりにも…」の部分を作った。
続きが思い浮かばなかったので、また本をぱらぱらと捲って同じようにしていたら、
「あれは祈りだ」という言葉が一瞬見えて、あっ、と思ったがぱらぱらと捲ってしまっていた。
その言葉を繫げたらとてもしっくりきて、自分では気に入った。
どんな内容なのかを確認したくて探したが、再びは見つけられなかった。
立原道造の詩集だった。

ところで、立原道造の詩に好きなものがあり紹介したいと思う。



 麦藁帽子

八月の金と緑の微風のなかで
眼に沁る爽やかな麦藁帽子は
黄いろな 淡い 花々のようだ
甘いにおいと光とにみちて
それらの花が咲きにおうとき
蝶よりも 小鳥らよりも
もっと優しい生き者たちが挨拶する



読み…麦藁帽子(むぎわらぼうし)、微風(そよかぜ)、沁る(しみる)、淡い(あわい)
この詩には三善晃(みよし・あきら)という作曲家が曲を付けてもいる。
アニメ「赤毛のアン」のオープニングとエンディングのテーマソングを作曲した人でもあるが、
このエンディングテーマ「さめない夢」も好きで時々聴いている。

(YouTubeアドレス)
「麦藁帽子」 https://www.youtube.com/watch?v=MscPmukZMFA
「さめない夢」 https://www.youtube.com/watch?v=WYPaGG96J6A


 2016年10月25日(火)   うれしくて uresikute

うれしくて
うれしくなつて 花園に来たよ
花園の花は 皆色とりどりで
きれいだな きれいだよ
さやうなら と言つたよ
風に
風にさやうなら と言つた
風は
風は吹いた さやうならと吹いて
そして こんにちは
こんにちはと吹いたよ
風は吹いたよ 風さん こんにちは


 2016年10月21日(金)   買い物からの kaimonokarano

買い物からの帰り道、「ワハハ」と書かれた歯科のワゴン車が停まっていた。
「ワッハッハ、ワッハッハ、ワッハッハ、ワッハッハ、ワッハッハ」(アニマル浜口)
という感覚を持つことは大事かもしれないと思った。


 2016年10月19日(水)   定休日の teikyuubino



定休日の喫茶店の杜鵑草(ホトトギス)




車窓より
分かりづらいが、中央の右に、虹の光が雲間から洩れていた




桜島、錦江湾


 2016年10月18日(火)   電気の消えた dennkinokieta

電気の消えた暗い廊下の一部分に、月明かりのような光が洩れていたので、
そこに立って窓の外を見たら、満月に近い形の月が光っていた。

ああ、お月様です。

「あなたは、どこへゆくのです」
とお月様に尋ねられたような気がして、わたしは何となく泣きそうな気持ちになりながらも、
何も答えませんでした。

お月様はやさしく光っておりました。



―  ―  ―  ―  ―  ―

(ある海の風景)

月が水色に輝いたので 魚たちは嬉しくなり飛び跳ねた。


 2016年10月16日(日)   秋のヤシ akinoyasi



秋のヤシ。




シューベルトの「魔王」という曲を思い出さなくもない。


 2016年10月13日(木)   朝顔 asagao



朝顔

刺青(タトゥー)の除去の為に通う病院からの帰り道にて


 2016年10月11日(火)   青い空に aoisorani

青い空に歌えば
かえってくる 優しい思い出
一緒に歌おう 思い出を
そして新しい
今日の
青い空に うたえば
(わたしもあなたも) うたになる

青い空にうろこ雲



―  ―  ―  ―  ―

森は遥か先までつづいて
崖があり 波しぶき  海
海を渡る 舟を出して
舟にはたくさんの小さな友が
一緒だから怖くない
どこまでも どこまでも


往時目譜近時

watanabe keisuke