てくてくミーハー道場
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2006年06月17日(土) |
SHINKANSEN☆RS『メタルマクベス』(青山劇場) |
まー面白いのは当然でした。
ストーリーも大枠はきちんと『マクベス』をやってるので、「このあとはどうなるの?」という意味でのワクワクはなかったけれど、全場面にアホ&カッコ良さがちりばめられてて飽きさせなかった。
脚本は今回中島かずきさんではなくて宮藤官九郎だったわけだけど、いいのか悪いのか全く違和感なし。
中島さんは登場人物の名前にもすごくこだわる人だが、今回クドカンは、本筋じゃない80年代のバンド野郎たちに原作どおりの名前(マクベスとかバンクォーとか)をつけて、23世紀の本筋の登場人物の方に音楽ゆかりの名前(ランダムとかマーシャルとかレスポールとか)をつけてて、そこにヒジョーにくすぐられました(^^)
役者について。
主役ランダムスター(=マクベス)のうっちー(内野聖陽)
よく考えたらぼくは『エリザベート』しか彼の舞台は観たことがない(あとはテレビドラマ)。うっちーのストレートプレイを初めて観たわけだが、声がめちゃめちゃ堤(真一)くんに似てるのでびっくりした。セリフ回しまでそっくり(これは褒めてることになるのか・・・?)
だから、芝居は下手ではないんですが、唄は相変わらずでしたね(−−;)別にキライじゃないのよ。単純に観客としてそう思っただけ
あと、全編メタル系の衣裳だったんですが(胸はだけまくり)、うっちーちょっとおなかがポコ(以下略!)
残念だなぁ。
翻って、ランダムスター夫人(=マクベス夫人)の松たか子。
ぼくはどうも彼女の声がダメなんですが、唄が上手いことは完全に認めます。
そして何より芝居上手くなったねー。世間では前から上手い女優だと評価されていたようだけど、正直ぼくはそんなに上手いかぁ? と冷めた目で見ていた。
でも今回の“マクベス夫人”ぶりは実に堂々としたもの。まじで今回の舞台は彼女が支えていたといっても過言ではない。
去年のアルドンサとは雲泥の違いである(←だから、一言多いのよっ)
森山未來くん as レスポールJr.(=マルコム王子)
才能有りすぎですねぇ(^^ゞ唄える踊れる芝居できる
弱点は顔だけ☆☆☆\(−−;)ばしばしばし!!!
北村有起哉 as グレコ(=マクダフ)
すっごくバンドマン(それもまさにベーシスト)らしいビジュアルでびっくり。
声が二枚目(役柄も二枚目なんだけど)でまたまたびっくり。
今作の中で一番「カッコいい」人だった。
上条恒彦 as レスポール王(=ダンカン王)
貫禄といい歌唱力といい、完璧。こういう“上置き”を毎回キャスティングできるところに、新感線がビッグシアターになったことを実感する。
これ以外のキャストの方たち(新感線メンバー)に関しては、毎度100%「おもしろカッコいい」しか言いようがないので。つうか、夜が明けてきました例によって(T_T;)
伝説のバンド“メタルマクベス”の楽曲は、歌詞はグループ魂で曲は新感線Rなんですね(*^^*)
いやぁ曲が相変わらずソリッドだった。
新感線はこれまで自前はもちろん、ビッグプロデュース作品でも本格的な“音楽劇”を制作してきているけど、いわゆる日本発の“ミュージカル”作家として岡崎司さんは最先端にいると思う。
日本人作家が“ミュージカル”の曲を作ろうとすると、(偏見かもしれないが)どういうわけか未だに50年代60年代のふる〜いのどかな曲ができてくる。あれ何なんだろうね。
21世紀間近にもなって『ウエストサイドストーリー』みたいな曲の「新作ミュージカル」を見せられても(あの・・・話がそれてます。しかも何の作品に対して言ってるのか/略)
ゴホ。
ただまあ岡崎さんの曲は、バラードや一部の曲のアレンジなどは秀逸なのだが、全曲傑作かというとそうでもな(コラ!)
まあ、ソンドハイムだってロイド=ウェバーだってワイルドホーンだって、凡作はあるし(暴言ストッピ!)
てなわけで、相変わらず新感線パワー健在の作品でした。
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