昼食に誰かを待つ日は

2020年12月22日(火) 戯言


ギターでマーシーの曲をひたすらに弾いていた。ついおとといまで、私は東京から離れることを決意していたのに、結局は引き戻されて、このまま来年を迎えることになりそうだ。それでもいいでしょうか?

寝床があるということ、食べ物があるということ、居場所があるということ、家族がいる、友人がいるということ。それでいい。時々遠くに出かけたときにまっさらな状態で、またここに戻って来ればいい。私には覚悟が全然足りていないのだった。

箱の中から昔の写真と手紙を引っ張り出してまじまじ眺めていると、過ぎ去ったひとたちがいる。どれもこれもが尊く、純粋だ。過去にとらわれている程弱ってはいない。それはもう「過去」であり今ではない。一体、何がどんな風に変わっていってしまったのだろうか、とは思う。あなたが私に書いてくれた手紙は、多分捨てることができません。でも大事な過去には封を。

何も変わっていないようで着々と少しずついろんなことが変化しているのでした。反面、大きな変化に覆い隠されている事実や真実もあるだろう。それを見据えることのできる眼差しがほしい。


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左岸 [MAIL]