昼食に誰かを待つ日は

2020年03月10日(火) 雨の日にした、あれこれ。

今日は一日中雨が降っていた。雨だと自転車に乗れない。だから駅に向かうことになる。そんな日はちょっと特別で、寄り道をしてしまう。今日も今日とて、仕事終了時間に誰よりも早く事務所から出て、ドトールでアイスコーヒーを飲みながら本を読む。その後駅内のパン屋に寄って、パンをふたつ買った。ひとつ300円以上もしたけど、なんとなく今日はそういうことがしたかったから別にいい。明日仕事場で食べようと思っている。そのままバス停にむかったが、着く手前でバスが発車してしまったので、すぐ近くのドン・キホーテに向かった。入った瞬間にコロナウイルスが蔓延しやすいのはドン・キホーテではないだろうかと考える。人と人との距離が近い。何もかもの距離が近い。ギュウギュウ詰めとはこのことだ。私はちょっとこの場所に長くいると具合が悪くなってくる。明りが眩しいし、めまぐるしいし、空気が健全でないような気がするので。けれどもさすがドン・キホーテ。あらゆるものが安くて、特に買おうと思っていなかったプルーンなどをカゴに入れていた。それからアーモンドチョコ二箱、ティーパック、などなど。一番欲しかった野菜の水切りが出来るあれがどこにもなかった。せっかくお洒落なパン屋さんに行ったのに、その後に寄ったドン・キホーテで、何もかもがなかったことのように……。
その後はバスに乗りながら、INO hidefumiさんの曲をずっときいていた。奇蹟のランデヴーという歌をリピートしていて、せいちゃんにそれを送りつけたらすぐに電話がかかってきた。バスを降りて、家に着いて、掛け直す。一年に一度会うか会わないかのせいちゃんと、まずはくだらない話をし、その後各々の近況を報告し合う。せいちゃんには年上の恋人ができていた。彼女のそういう話は久しぶりだったのでうれしかったけど、早く言いなさいとちょっと怒る。岩手に住んでいるからなかなか会えない。でもこうしてふらりと電話をしてくるところ、その距離感、がとても心地いい。せいちゃんがこっちに来るときは、私が部屋にいなくても部屋の鍵を貸して、勝手に暮らしていていいよと言える。電話をしている時に、買ったチョコを一箱食べ終えてしまった。その後でサラダを摂取し、リンゴを剥いてきなことハチミツをかけて食べてみたけど、リンゴにはあまり合わなかった。それからジャガイモとブロッコリーを蒸す。明日のスパゲッティに投入する予定。


ひさしぶりにアコーディオンの先生に連絡をした。何ヶ月も行けていなかったので、ちょっと気まづいような気もしたけれど、ちゃんと返事が返ってきて安心。私も会いたいです、と言ってくれた。今年はなにかしらの曲を一曲弾けるようになりたい。もしなにもなくなっても、アコーディオンさえあれば人生が楽しくなるんじゃないの、という幼稚な発想は持ち続けていたい。


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左岸 [MAIL]