昼食に誰かを待つ日は

2019年10月02日(水) 10月

十月に入って話題は増税のことばかり。私はあまりに何も考えていないので、何が変わったのか実感がもてない。もうすぐ仕事で面接があるらしい。早いことにもうすぐこの会社に入って一年が経とうとしている。何もしていないのに時間だけが過ぎてしまった。変な風に髪の毛が伸びて、変な風におとなしくなり、それ以外の変化は何もない。どうやら私は社員になれるようなのであるが、そうなったら色々と面倒くさいので、どうしようかなあと悩んでいる。年金は払っていない、国民保険からは脅しが来ている。電気代を払っていなくてもうすぐ止まるかもしれない(請求書がどこかへ消えた)、だけど命は取られていないです。と言っても、やっぱりお金がないと余計な心配事が増える。金のことばかり考えたくないから、いっそ大金を稼ぎたいなと思う。社員になったら大金など稼げないに決まっているのだが。他にやり方を見つけなければ金持ちになんてなれない。かといって、最低限生活ができて、自転車で15分の職場、帰りは本気を出せば7時に家に着くというこの環境はよくよく考えると恵まれているような気がしてきて、見方によっては有り余るほど時間がある。深夜3時に眠るとして、それでも朝の9時まで寝ることができるので睡眠時間は6時間確保できる。部屋でできることはたくさんある。と言っても誰のためにもならない無駄なことばかりをしているので、今日もロシア民謡を流しながらキリル文字を書き連ね、「ゲー」「ヴェー」などアルファベットを声に出して発音したりしていたが覚えるためでは全然ない。なので頭の中に何も入っていないが、キリル文字を見る、書くのはとても楽しい。それから日記を書いたり、色々としている。こういうことができているからまあいいか。来年仕事を辞めてどこかに消えたいなと思っていたが(実行するかもしれないが)、今の所はこの生活を続け、この有り余った時間に何かを見つけていけたら良いなと思う。

明日は父親の命日だ。なんだか昨日から体が重く、今日もずっと何かがのしかかっている。
4年前にあちらの世界へ逝ってしまったわけですが、夢のなかに時々出てくるし、父親の顔と私の顔は瓜二つなので鏡を見るたびに思い出す。忘れることは一生無い。墓が神戸にあるからいけないけれども、あの人はそこにいないはずで。

こんな風にだんだんと私も父親の年齢に近づいていく。気が付いたら30になっているのだろう。
とにかく人生がつまらないものにならないよう、なるべくハチャメチャに生きていきたいと思ってる。それは父の生きかたから見習ったことである。

今一番やりたいこと。ロシアの寒い寒い場所で、凍えながら日記を書くこと。


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左岸 [MAIL]