昼食に誰かを待つ日は

2019年09月11日(水)

今日は仕事をやすみました。きのう食べたラーメンがあたったのか腹痛に襲われたから、というのは言い訳で本当の理由は突然仕事に行くのがバカらしくなってしまったから。
そういうときの体はひどく素直な反応をする。動きが鈍くなって、玄関のドアを開けることすらできない。体のためにも休むことを速攻で決めて、「体調を崩しました。休みます」とだけ皆にメールを送信し、あとはもうなにもしないで再び布団の上に寝転んだ。
今日やらなくてはならない仕事というものはちゃんとあった。けれども私が今日やらなくてはいけなかったことは、仕事に行かないことだったので、その目標を達した自分を褒めたいと思う。

一日中きのうのことを日記に書いて過ごし(手書きの方)あとは本を読んだり、眠ったり、大半を夢見ていたような気がする。こういうことを毎日続けていたら、きっと気がおかしくなるのだと思う。気がおかしくならないために私は仕事へ行っているのか、ということを知った。けれども、気がおかしくなるのは悪いことではないので別に仕事へ行くことは重要ではない。2020年には東京に居たくないということを考えながら、孤島へ逃げることを頭で想像していた。わたしは煙草が吸える喫茶店が大好きで、それから昔ながらの古いお店や整っていない道や町が好き。でもそれらが壊されて、新しくて色のないものに変えられて行ってしまっている。これだけで、もうここにいる意味や価値が見出せない。
東京オリンピックなんてものには一ミリも興味がない。そんなもののために街が変えられていく意味がわたしには本当にわからない。もうここにはいたくないと心底思うけれど、他に行く場所もないし、そもそもどこへ行ったって同じなのだ。外側が変わっていっても、内側だけは絶対に侵入させない。お前も合わせろと言われてもわたしは絶対にあわせない。もしその声がすぐそばまで来たら逃げます。逃げる。

当たり前に毎日当たり前のことをしていると、それが当たり前だから何もかもの異常性に気がつかないのだけれどもすでに全てが異常であるということは皆が薄々感じていることですよね、そうですよねと思いたい。
おかしくないでしょうか、と声を大にして叫ぶものは潰されてしまうような場所にはもう見切りをつけたほうが良い。視野を広げて広げてとっても広げていったら、新たな場所があるかもしれない。もっとすごいことを考えている人間に出会えるかもしれない。

とにもかくにも、今日1日でいろいろに見切りをつける準備ができたと思う。
来年はここにいないことを目標にしよう。どうかここではないどこかで日記を書いていますように。
自分勝手だと言われても、型にはまらない自分でありますように。
きょう仕事を休んだ自分にご褒美を本当にあげたい。よくやった!週5で働いて、それも8時間。こんな馬鹿なことはない。きょうは本を5冊くらい読んだりいろんなものを書けた。よくやったよ。


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左岸 [MAIL]