国立西洋美術館で『モダン・ウーマン』を観る。フィンランドの女性、5人の画家が描いた絵。マリア・ヴィークという作家の絵が一番好み。人物ではない、古めかしい鏡と花瓶、机が描かれた絵が一番印象に残る。部屋の、なんでもない置物の絵をずっと見ていたい。意識を持ちすぎるものと接しているからか。静かなものは、静かな人は、静かな場所は、どこにあるのか。