昼食に誰かを待つ日は

2019年06月10日(月)

朝から雨。鰐に手を食べられる夢を見て気分が沈んだ。クロコダイルみたいな鰐に囲まれて怖かった。
夢占いを見ると、身に危険が迫っている云々と出る。そして今朝、ぼうっと歩いていたら車に轢かれそうになった。気分は晴れず、誰とも口を聞く気がせず、とてもおとなしく1日を過ごす。
職場のデスクに『いつまでも、鰐』という(大好きな)絵本を置いている。だから実は、まいにち鰐とは会っているのだった。

仕事が終わって、風呂場やトイレ周りの掃除用品をどっさり買って、雨の中手が引きちぎれそうになりながら家に帰る。
この前買ったピンク色のバラがこの部屋ではいやに映えていて、なんか見てしまう。一本だけ、花瓶に入れて、窓の近くに置いている。自分はピンク色とかけ離れていると思っていたけれど、なんだか最近ピンクが好きになってきた。可愛い。

正体不明のなにか、不安に似ているなにか、から逃れるためにせっせと掃除に勤しむ。
雨の音が今日のBGMだった。
雨の日は本屋さんに行きたくなる。それで、また本を買ってしまったので、おとなしく読んで眠る。

きょうは1日自分に失望して落ち込んでなにかを話すことがこわい日だった。そんなことを考え始めるとすべてがわからなくなりいよいよ人と話すことがこわくなる。だから考えすぎないのほうが良いのだ。それでも言わないほうが良いことのほうがきっとずいぶん多い。でもなにを言っても実はピンとこなくてピンとこないから言葉を使ってしまう。写真とか映像とかもっと違うなにかで伝えたいことを伝えられたらいいのにでもなにもかもピンとこないのでそうじゃないから仕方なく言葉をつかってしまう。でも全然伝えられない。目の奥が痛い。それでも前より涙が出なくなっちゃった。知らない間に流れている涙がいちばんしっくりきてその後でいろいろが浄化されるような気持ちになるのに。


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左岸 [MAIL]