スリムクーラー1L



足場やろうの広告GIFを押せない

2020年09月21日(月)

足場やろうという漫画があるらしく、なんかスマホで記事を読んでると、広告スペースに顔に横線が入ったヘルメット被った人が「は?やれっつってんだろ」みたいな感じのやつがぱっぱっぱと切り替わって、たまに禿頭の人がそいつをキリッとした目で問い詰めているやつがあったりする。

けっこう気にはなってるのだが、押すと負けな気がして読めない。こういうのはここが山場なので、あとはこのGIFのあいだの「つなぎ」を読むような感じになるだけなのが経験上わかっているからだ。

昔、飛び込んでみようと思って、インスタにトイプードルをブランドものにガムテープでくくりつけて写真をアップしている女の漫画を買ったらそうでもなかったという経験があり、これは完全に溜飲下げの漫画であるから、この系の漫画は、このゲート(広告)から出会ってしまうともうふつうに読めないというデメリットがある。

この系の漫画はラーメン屋に廉価版の体裁(美味しんぼの海原雄山だけまとめた400ページぐらいのやつとか、あるかは知らんけど)で置いてあるときに読むときが一番楽しい。あとは外道のやつとか死役所とか弟が兄のふりをして手を払い除けてどうなるのっ?みたいな漫画とかは、すごいきっちりしてるけど、すごいきっちりしすぎてて、最終的には溜飲下げであって、なんかここのここが見たいとか、あの一連の流れが読みたいみたいな嗜癖に乏しいから、追従されて視界に入ってこられても、意地でも読みたくない気分にさせられてしまう。広告に出るということはある種の保証であって、その保証が保証しているのは(白米のように研いで研いで殆ど構成だけになった)一時的な溜飲下げの物語であり、それは逆にいうと、複雑さや嗜癖のなさである。で、その複雑さや嗜癖というのは何度噛んでも味がするということである。あのやりとりが読みたい、あの展開、あのバトル、あの絵が読みたい。そういったものをすべて捨てて生きているわけではないのに、広告に選定されるということは、そう認定されてしまっていることとほぼ同義に近いから、そういうことはしないで欲しいとは思う。私が決めるはずのことが、こういう出方をしている時点で決まってしまっている。

広告を押さないということは、それらを瞬時に、ぼんやりと読み取っているということな気がする。この先にはない。




 < 過去  INDEX  未来 >


nemaru [MAIL]

My追加