漫ろ日記
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■7.28(水) 晴れ
義母の葬儀は、けっきょく7月30日(土)に決まる。場所は義父を見送った時と同じ斎場。 午後から湯灌と納棺が予定されている。
昼過ぎに斎場へと家族で向かう。 義母の死に顔とはじめて対面する。なんとも艶やかな表情で、眠っているようという表現がそのまま当てはまる。 湯灌は、わたしの実父のときに体験している。全身を洗ってもらい、髪の毛もシャンプーで洗い流し、ヒゲも剃ってもらったっけ。開きっぱなしだった口蓋を閉じてもらい、少し化粧もしてもらったはず。つい3ヶ月前のことなのに、もういろいろと忘れている。
湯灌の儀式が終わりに近づいて、末期の水をとったときには、その唇がずいぶんと柔らかいことに驚いた。綿棒で下唇を水で湿らせたときに、ぷるんという擬音がふさわしいほどに綿棒に押されて動くのだ。実父のときとは大違いだ。 そして、不意に涙がこぼれるのだが、これも実父のときとは大違いだ。
湯灌が終わって、納棺。花はまだ枕元には飾らないが、いろんな遺品を詰めていく。淡々と進行していく。
大会6日目の五輪結果。体操の橋本大輝選手が男子個人総合で金メダル、そして競泳・女子200メートル個人メドレーで大橋悠依選手が2冠目の金メダルを獲得。
例えば、橋本選手の、翌日29日付朝刊の記事見出しは、こうだ。
○朝日《橋本 輝く鉄棒の新星》 ○読売《橋本 王者継承》 ○日経《橋本 キングの系譜》
わたしの感覚では、日経なんだが、刺さるのは読売だろうな。
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