以前は一度に一つのことしかできないと思っていました。理想としていたのは、一つのことを長い時間をかけて極めるという職人のような生き方でした。その方がすっきりして気持ち的に楽な気がしました。でもそれだと、他に無限にある素晴らしい事をやらずに人生が終わってしまうのではないかと思いようになりました。

やりたいと思ったことは全部やるべきなんじゃないか。それをやらない理由は何だろう。そう考えた時、自分の行動を邪魔しているのは、自分が時間がないと考えていることだとわかりました。

そこで、まずやりたいことを書き出して、それらを1か月単位で進めてみることにしました。書いたことを順番に、1日30分から1時間使って実行します。そうすると1日にできることは3個くらいになるので、残りは次の日に回すことになります。次の日にもできなかったことはその次の日にやります。目標は1か月で全体的に進めることです。

結果は、書き出した項目の中でも、より好きなことによりたくさんの時間を使うようになり、逆にほとんど時間を使わなくなった項目も出てきました。数カ月経つうちに、消えてしまった項目もあれば、新たに追加された項目もあります。今では読みたい本なんかもその項目に入れてます。

このやり方が今の自分には合っています。一つのことをずっと集中的にやるのではなく、複数のことを同時進行で、一個一個に短時間を集中してやるのがいいみたいです。集中力が切れる前に切り換えて次のことに集中する感じです。