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往時目譜近時


 2019年04月26日(金)   夏隣 natudonari





 佐保姫の髪の流れのやうに川    北沢瑞史



 雲ぞ青き来し夏姫が朝の髪うつくしいかな水に流るる    与謝野晶子




佐保姫(さおひめ) …春の造化を司る女神。 秋の竜田姫(たつたひめ)と対を成す。
平安時代から言い伝えられていて、
夏は筒姫(つつひめ)、冬はナントカ姫が居るらしいけど、あまりメジャーではないそう。

筒姫ではなく夏姫っていう表現、なんか綺麗だす。 ↑
髪と川との取り合わせ、なんか良いなぁだす。

「雲ぞ青き―」は、完全なる古典調なので意味が分かりづらい。
そんな人の為に、俵万智がリメイクしている。


 夏姫が朝の黒髪梳くごとし水に流れる青空の雲    俵万智


爽やかな光景。
個人的には、「うつくしいかな水に流るる」 っていう表現に惹かれる。




今調べてみたところ、冬は、
白姫(しらひめ)、黒姫(くろひめ)、宇津田姫(うつたひめ)
など、いろいろあるそうだす。








四季の女神。


女神の髪。


神なだけに、髪。


髪は濡れていて、乾きそうにない。


川なだけに、乾かぬ…











往時目譜近時

watanabe keisuke