2015年11月21日(土) |
『雨を活かす』辰濃和男・村瀬誠 |
植物への散水や洗車、トイレの洗浄など、雨水はその気になれば誰でも利用できる身近な資源。マンションでも一軒家でも簡単にできる雨水の集め方や集水装置・タンクなどの道具について解説し、中国・ドイツ・タスマニアなど世界各地での雨水活用例を紹介する。そして、雨を活かし、雨に親しむ暮しを提案する。
(個人的好み度☆☆☆☆★4/5)
かなり興味深い話で、2004年のこの本から、世界や日本の雨水活用がその後どう発展しているか、とても知りたくなりました。
ただ、どうしても自分の家・地域に置き換えることができませんでした。 うちの県では雨水のイメージは悪いのです。ここは福島県につきまして、屋根・雨樋は建物のうちでもっとも放射線量の高いところなんです。 そして、もっとひどいイメージを与えてくれているのが「東京○力」です。汚染雨水を勝手に海に流してすから。
後半は、雨を愛でる話です。 雨好きの人のエピソード等が載ってますが、室内で仕事する人の話ばかりで、雨中での仕事の苦労を体験している私としては少々興醒めな思いでした。
2004年岩波書店、auブックパス
(砂糖猫書店キマグレ支店)
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