てくてくミーハー道場

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2019年05月22日(水) 安蘭けいチャリティーコンサート『A PIECE OF COURAGE』(サントリーホール ブルーローズ)

ブルーローズというのはサントリーホールの横にある小ホールで、宴会場みたいな小ぢんまりとした会場でした。

その分、出演者が近く、アットホームな雰囲気。



ところでこのコンサートは何のチャリティーかというと、2001年にJR新大久保駅でホームから落ちた酔っぱらいを助けようとして亡くなった韓国人留学生の男性のご両親が、アジアからの日本への留学生への支援を目的に奨学金財団を立ち上げてて、それへの援助ということらしい。

とうこも在日韓国人三世ということで、今後は日韓親交への役割を果たしていきたいという強い意志を持っているようだ。

政治的経済的に悪化する一方の日韓関係で、文化・生活的交流を高めていこうとするのは並大抵の苦労ではないと思うが、ぼくも在日韓国人との付き合いが一般の日本人よりは多い方だと思っているので、ぜひ応援したいものです。

なーんて()大仰なことを書いてしまったが、このコンサートに来たのは、ひたすらとうこの「ひとかけらの勇気」を生で聴きたかったのと、久しぶりの(遠野)あすかちゃんとのデュエットが楽しみだったから。

ところが(え)あすかちゃんとのデュエットは、タカラヅカ時代のナンバーではなく、女性同士のデュエット曲として代表的な『ウィキッド』の「あなたを忘れない」であった(_ _ )←なんでがっかりすんだよ?!

すみません。別にがっかりはしなかったんですが。

でも、正直「あなたこそ我が家」(『スカーレット・ピンパーネル』より)を聴きたかった(わがまま言うな!)

このコンサートには韓国のミュージカルスター、ヤン・ジュンモ氏もゲスト出演していて、男役(役は余計だ)のおいしいナンバーはほとんど彼が歌ってしまった(こらっ)

まあ、やっぱ声量が半端ないよね韓国の俳優さんは。

日本人でも負けてない人もいるんだけど、基本量が違う感じ。

ジュンモ氏は帝劇の『レ・ミゼラブル』にもバルジャンで出演していた方だそうで(ぼくは最近行ってないので知らん。ごめん)歌詞の発音がとても自然。

ただし日本語の会話は超カタコトであった。よく歌詞覚えたなあ。

ちなみにとうこも韓国語は超カタコトらしく通訳を介してのMCでありました。

大丈夫か日韓交流(こらこらこら)



とまれ、ワイルドホーンを歌わせたら日本有数のとうこで「後ろを振り向かずに」(『MITSUKO』より)と「ひとかけらの勇気」(待ってました!←)が聴けて嬉し涙で帰路につきました(大げさ)

『サンセット大通り』が再演されるそうで、それも待ち遠しいんだが、『アリス・イン・ワンダーランド』やってくれんかなあ。三度目の正直で今度こそ行くんだが(てか、初演から行けよって話)





アークヒルズを出てアメリカ大使館の方を通って帰ったのだが、日程的にめっちゃ物々しい雰囲気でビビってしまった。

いや、ぼくには危険性は1ミリもございませんからビビる必要はないんだが。

なぜ人間は警官の制服にビビッてしまうのだろうか(知らん)

アメリカさんも、日本も韓国も牛耳ろうとしてる気満々を隠そうともしませんが、アジアを甘くみんなよ(こ、こら)

などという気持ちはおくびにも出さず、「ひとかけらの勇気」の美しい歌詞を反芻しながら幸せ満点で帰ってまいりました。고맙습니다!


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