てくてくミーハー道場

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2016年01月19日(火) 第一話

昨日の日記の最後でお断りしましたように、お気に障ることは重々承知していますが、まずふざけます。

もちろん、放送を視た直後は、いかにひねくれ者のぼくでもとてもふざけられるような気分じゃなかったのですが、時間薬というのはフェイタス以上に効き目があるもので、昼間無心でお仕事をして、こうして24時間ぐらい経ってみると、なんかちょっとバカバカしい気分になってきています(もちろん、録画を見直すとまた24時間前の辛さが蘇ってくると思うので、今はしないでいます)



で、ふざけますと、『僕と僕らと彼女の生きる道(仮)』第一話の瞬間最高視聴率は、昨年末の紅白も蒼白の37.2%(関東地区)だったんですって。





やっぱSMAPって、すげえ()





化け物すぎます。

こんな化け物を、誰が倒せる(?)っていうのか。

少しは冷静に考えろよ(誰に言ってるの?)┐(´△`)┌言わずもがな

ただ、脚本や演出は、ぼくが期待していたものとはやはり違っていました。

いやもちろんぼくだって、今の5人が今回の事態について包み隠さずすべて告白してくれるとは1ミリも期待してはいなかったのですが、それにしても悪趣味すぎたかな。

穿った見方ができるアテクシカコイイ、みたいな考えを吐露して申し訳ないのですが、あの2分30秒を、額面通りに受け取るつもりは毛頭ないですよ。

というか、あれが額面通り、真実の今の5人の姿だとしたら、残念すぎます。

ぼくが28年間、つかず離れず眺めて心癒されてきたSMAPじゃないです。

絶望しかありません。





それにしても、世間の反応がものすごい。

日本国民、どんだけSMAPが好きなんだよ、っていうくらい、もちきり。

今日、ぼっちランチをしてたら、隣の席に30代から40代ぐらいのリーマン二人連れが、座るなりスマ話を始めたからね(「SMAPとか、オレ興味ないから。もっと大事なニュースがあるのに、毎日『SMAP』『SMAP』って、あきれるよなあ」「結局どういうことなんだよあれって」「なんかさ、キムタクだけがさ・・・」←お前もしっかり見てんじゃん/呆)

OLならともかく。

それというのも今回の騒動は、単なる「アイドルグループの解散危機」だったら、ファンのオンナコドモだけが騒いで終わりだったものを、芸能界の前時代体質だとか、事務所のパワハラ体質だとか、さらには太鼓持ちマスコミや、スクープ合戦を気取ったジャーナリズムとはほど遠い飛ばし記事の氾濫、あげくは戦国時代の人物に今回の関係者をなぞらえたりと、世代や性別を越えて「語りたい」ネタ満載だからだ。

リーマンがアイドルグループの去就を論じたら幼稚なだけだが、これを、自分たちが属する社会の労働問題だとかコンプライアンスだとかと絡めれば、いっぱしの社会問題を論じている気分になれるんだろう。

だからみんな、話したがるのだ。

すごいとこでは、SFネタ(木村タイムリープ説)までがツイッターのトレンド入りする始末(まあこれは、明らかにアニメヲタクがふざけてネタにしてるんだが)










で、あの謝罪放送を見てどう思ったかをいろんな人たちが表明しているし、それをぼくもたくさん読んだのだが、それについてぼくがどう思うかを書いちゃうと「あと出しジャンケン」で卑怯なので、ぼく自身があの放送を視てどう思ったか、だけを、これから書こうと思う。



まず、おそらくほとんどの方と同じく最悪な気分になったのが、“本来のSMAP”と違う、あの並び方と、タクがイニシアティブをとっていたこと、ツヨぽんが言った「ジャニーさんに謝る機会を木村君がつくってくれて」(話ちょっとズレるが、ここで、「謝る相手はジャニーなんだ。一人でメラメラしてると噂されてるメリーじゃないんだ」と視聴者は一様に思っただろうな。ちょっと小気味良かった)という言葉。

ゴシップ紙の報道を真に受けるのはやめよう、と自分に言い聞かせていた身には、やはりショックだった。

ただ、これでタクを見損なった、ということじゃなく(本音言うとそれも少しある)、「4:1に分かれていたというのが本当だった」という事実がぼくには一番の打撃だったのだ。

過去のスマさんのあれこれの危機に際して、ぼくがほとんどの場合「全然問題ない♪」と安心していられたのは、5人が一枚岩となっていると信じられてたからだ。

今回の件も、2トップさえ意見が一致していれば、下の3人を説得するのはたやすい、という思い込みがあった。

下の3人を“オロオロしてる子供”扱いのメディアも多く、それに腹を立てていたつもりだったのだが、結局ぼくもそいつらと同じ思考だったことになる。

で、繰り返しになるが、ぼくは、タクが「1」だったことや、2トップが同意見じゃなかったことが気に食わないんじゃなく、「5人が割れている」のが事実だったことがとにかく悲しかった。

今回の件は本人たちの今後の人生に関わることだから、「少数派が折れるべきだ」みたいな小学校の学級会レベルのことを言うつもりはない。

自分だけ意見が違おうと、信念があればそれを貫いていいし、理由も、自由だ(これまでの恩義だとか、これからの生活だとか、嫁の意見だとか、何が理由であろうと。ぼくはあんまりそうは思わないが、タクにとっては、これが「SMAPを守るただ一つの道」なのかもしれないし)

そして、パワーバランスにより“少数派の勝利”みたいになっていたことは、世間の皆さんにとっても大きなショックだっただろうし、ぼくも一瞬吐き気をもよおしたのだが(意外にダメージ受けてるておどる)

「これはまだ『第一話』だ」

と自分に言い聞かせた。

「放送回数未定」の長いドラマが、始まったのだ。昨夜、やっと主役が画面に登場したのだ。

これから、韓流ドラマ並みにどんでん返しに次ぐどんでん返しがあるのか、それとも、結局最後までごたごたを引きずったまま何の解決もなく、NHK連続テレビ小説の中でも歴史的な悪評を受けた『純と愛』みたいに(こ、こら)、1億人が「納得いかねー!!」てなエンディングを迎えるのかは、脚本を書いてる神様のみぞ知る。

連ドラを視続けるのがとっても苦手なぼくだが、このドラマだけは最後まで絶対に見届けてやる、と決意いたしました。







で、終わりたいんですが、もうちょっと続けます。


タクについては、上で書いたことがすべてです。


ゴロさん。あまりにもフラットな表情(タクのように偉そう(そ、それは思い込みでは?)でもなく、他の3人のように苦渋や憔悴でもなく)で感情が読めず、意外に今後のキーマンはこの人かしら? と思ってしまった。

さすがスマプさん。一人として「一筋縄」でいく人はおりませんね(変な感心するな)


慎吾ちゃん。『いいとも』のサヨナラスピーチみたいにぶっちゃけちゃうのを一瞬期待させる沈黙。でも結局何も言わず。それが「大人の判断」なのか、「察してくれ」という手管(言い方悪いぞ!)なのか、鈍いぼくには判らず。今後事態がはっきりしたときに感動できればこんな嬉しいことはないのだが。


中居君。「・・・改めて強く感じました」のあとは普通「本当にありがとうございます」と続くものなのに、「本当に申し訳ございませんでした」と続けたことが、今回ぼくが大きく引っかかった点。

「どれだけ皆さんに支えていただいているのかということを」の後に「申し訳ございません」を持ってきちゃったら、「裏切ってすみません」て意味にならない? ぼくの考えの方が変なのかな?

中居君=独立の首謀者、造反者、と思っている人たちにはすんなり聞ける言葉だったろうけど、そうは思ってない(いや独立の首謀者だったとしても、中居君がそう決断したんだったら大賛成と思ってるもんな、ぼく。やっぱえこひいきしちゃってるんだな、ごめん)側としては、「そこ、謝ったらだめだろ」と思ったんだよね。

「これだけ皆さんに愛されているSMAPを消滅させるようなことをしようとして、申し訳ございませんでした」ってことなのかな。


ところで、この、あまりにも“リーダー中居”をないがしろにしたような映像のせいで、かなり多くのSMAPファンが、「こんなSMAPなら、なくなってしまえばいい」という方向に動いてるらしいぞ。

それは、中居君にとって(そして他の4スマにとっても)本意なのかな?

「どんな形でも“SMAP”というものだけは残さなきゃならない」という人たちと、「私たちが望んでいるSMAPでなければ、それはもうSMAPではない」という人たちが乱立している。ま、元々ファンてのはそういうものかも知れないが。

SMAPは、育ててもこなかったメリジュリのものじゃないことは言わずもがな、手塩にかけてきたミッチーのものでもない(それは、息子は母親の所有物ではないというのと同様)し、生みの親であるジャニーのものでもない。

おそらく、メンバー本人たちのものですらない。

すべてのファンのものであると同時に、だからこそ誰か“特定の”お得意様のものでも絶対にない。

つまり、誰のものでもない。誰も勝手に手を加えることは許されない。そういう存在なのだ「国民的アイドル」というのは。

そのSMAPを構成する唯一無二の細胞であることを、5人は強く自覚すべきだろう。

とか書くと、「だから絶対解散しちゃだめだよ」とつながりそうなもんだが、上に書いたように、「みんなが好きだったSMAPでなくなる」ぐらいなら、○くなってしまえ(あまりにも恐ろしい単語なので、さすがにはっきり書けない・・・あ、上ではっきり書いてるか)とさえ思わせるほど、昨夜の映像は“異様”だった。



なんか、メンバーに対してきついことを書いてしまったが、要するに、(一部の)ファンが「こんなSMAPは望んでない」と言っているのは、メンバー全員が笑顔でいられないのにSMAPを続けさせるほど私たちは人でなしじゃないよ、ということなのだ。

5人ともが不平不満なく幸せにSMAPをやれるのが一番の望みであることは当然のことだが、もし、何事かが起きてしまったら、人数が変わろうと(現に、SMAPは元々6人だったのに今5人になってる。だけど、6人だった時代と気持ちは変わってないはずだ。それは一昨年の27時間テレビで証明されたんだから)、5人がバラバラになろうと、“誰一人として不幸でない”状態を本物のSMAPファンは望んでいるはずだ。




とりあえず昨日の放送で彼らは「これからの僕たちを見守ってほしい」と表明した。

疑問や衝撃や腹立たしさ満載でスタートした「第一話」だったが、第○話では、ぼくらが見たかった晴れがましい顔の5人が“真実の言葉”で語りかけてくれることを心から待っている。

待ってるよ。


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