てくてくミーハー道場
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2015年10月25日(日) |
宝塚歌劇団星組公演『ガイズ&ドールズ』(東京宝塚劇場) |
待って待って待ち焦がれた新トップ北翔海莉のお披露目公演。
本音を言えば、この作品はぼく的にはそれほど好きな作品ではない。
だが、“満を持して”トップ就任となると猫も杓子も『エリ(省略)( ̄□ ̄;)で、でかすぎますね字が
というのも曲がないし、かといって、ベテラン先生が間違った方向にリキを入れてしまったオリジナルでコケられたら目も当てられないし(少しは遠慮して書け!)
というわけで、安心のブロードウェイミュージカルで新トップコンビお目見えとなりました。
みちこについては待って待って待ち焦がれた(実際待ち始めたのはここ7、8年ぐらいで(充分長い)、タニオカ君(大和悠河)がトップ時代の宙組で三番手やってたぐらいからです。「次はらんトム(蘭寿とむ)だからその次なのかな?えっ?!らんトムが花に行ってユヒちゃん(大空祐飛)が落下傘就任?!えっでも、じゃあその次だよね。えっ?!!専科行き?!!!終わりだ(←)、もう終わりだああああ!・・・えっ?!!!!!ほ、星・・・??!!!」ぜえぜえ・・・歌劇団みちオタを翻弄しすぎだろいー加減にしろよ、という体感であります)トップ就任でしたが、相手役のふぅちゃん(妃海風)に関しては、はっきり言って「知らん子」
このぐらいの学年(もう研7やがな。娘役としちゃ充分な学年やがな!)になるともうぼくは知らなくて当たり前てな感じです。
タカラヅカ101年の歴史の中でも八千草薫さんと“美少女ナンバーワン娘役トップ”の座を争うショーコちゃん(黒木瞳)が初演したサラ・ブラウン。重圧もあったかと思いますが、端的に言って、「とても上手だった」
ぼくは前回月組版のエミクラ(映美くらら)ちゃんのサラも好きだったがなにせ彼女はダンスの人で、歌がいまいちだったので、今回のふぅちゃんの歌唱力(と、お芝居もまあまあ上手だと思った)に満足。
調べてみたら、彼女のトップ就任で95期生から3人娘役トップが出たことになるのね。優秀な期なんですね。
まあ、歌が一番うまかったサラはぶっちゃけ笹本玲奈だけど。(コラ)
あの公演のことは正直カウントに入れたくありません。タカラヅカじゃなかったからってことじゃなく、男性キャストに不満まんまんだからです今ぜーんぜん関係ないよねごめん。
関係ないついでに、実はヅカ以外の『ガイズ&ドールズ』上演は22年前にもあって、そのときもなぜか()スカイはジャニーズで田原俊彦センパイ、サラはカリンチョ(杜けあき)の“女優デビュー”だったそうだ。
当時からちゃんと(?)ジャニオタだったぼくも、舞台を気軽に観に行くほど裕福ではなかったので(コラ)全く当時のことを覚えていないのだが、たぶんこないだ(2010年だからもう5年も前なのね)のクリエ版とさして評価(サラはめちゃくちゃ歌がうまいけどスカイが「・・・」)は変わらなかったんじゃないかと想像される。しかもはっきり言って役の年齢的なバランスがよくないし(トシちゃんとカリンチョは同い年)
また余談の方が長くなってしまったぼくの悪い癖。すんません。
んで、今回の星組公演について端的に感想を述べれば。
いやー、安心したよ星組!
若干落下傘気味のトップ就任だったのでしっくりいくのかドキドキしてたんだけど(あくまでみちこ側の人なのねアナタ)、すっかり「歌うまでほっこり芸風」なみちこ色の組になっとるやん星組!
びっくりした。
正直、これまでの星組色を一番残してそうな(つまり“前後左右キザの塊”)さゆみ(紅ゆずる)とかと水と油になんのかなーと心配してたんだが(怖いもの知らずね・・・アナタ)、ちゃんとトップと二番手になっとるやん、ぼくが見た限りでは。←多い一言
つうか、さゆみの歌がこれまでの記憶よりめちゃめちゃうまくてびっくりした。
これ、“二番手ミキシング”のおかげ?(お前!いーかげん刺されるぞ)
ときどき“女声”になっちゃうネイサンでしたけど、そこも逆に面白かったぐらい。
コメディやらせると生き生きするなあ。
また話逸れるけど、みちこは前回月組上演のとき、本役はラスティだったんだけど(ごめん全然覚えてねえ)新人公演ではネイサンだったらしい。この事実を知る前から、実はぼく的にも「みちこのネイサンも観てみたかったなあ」と思ってたんだが、役の雰囲気的にはそっちの方が合ってた気もしないではない。
つうか、前回のリカ(紫吹淳)の記憶が鮮明すぎて、スカイ=キザという印象が強かったからなんだろな。
今回、みちこのスカイを観て、スカイはキザっていうより海千山千の男なんだということが分かった気がする。
なんせ、いちいち大人の男の色気放出しまくりなのよみちこさんたら!(///∇//)キャー
女なんて簡単にモノにできるぜ、みたいな風情でいながら、酔っ払ったサラにびっくりしちゃって、でも「しょうがねえなあ」みたいな余裕の表情。
なのに、思わずキスしちゃった後は「え?」みたいな初心そうな顔しちゃったりなんかして、お前それは反則だろ!(お、落ち着いてくらさいおばさん/汗)
あ、ついみちこの話になってしまった。
ともかく、ぼくはこれまでさゆみを過小評価していたのかな、と反省するくらいの出来でありました。
さゆみには、今後数年間(まさか1年とかじゃないよね?!←いちいちびびるんじゃない!)“ジェンヌ生活の黄金期”=二番手時代を謳歌してほしいと心から願うものであります。
さて、この子を最後までとっといた、今回の最高殊勲賞、いや、助演女優賞。
まこたん(礼真琴)、やると思ったよあたしゃ←
うますぎて、おばさん唖然だよ。
まあ、今までのアデレイドみんな、歌うま男役だったけどさ。
まこっつぁんの場合、歌はもちろん顔も体型も完璧に“娘2”だったところを評価したい。
今すぐにも外部ミュージカルでヒロインできっから!(おいコラどさくさにまぎれて/大汗)
い、いや、しばらくジェンヌとして活躍してからでいいよもちろん。
10年か15年後の日本のミュージカルをよろしくお願いします!(これも青田買いの一種?)
ま、今出た人たち以外にも、ナイスリー・ナイスリー・ジョンソンとかビッグ・ジュールとかジョーイ・ビルトモア(ジョーイを殺しに来て一瞬で射殺されるギャングの役とか、面白い役がいっぱあるんだよな)とか、オイシイ役のオンパレードなこの作品を、皆さん楽しそうに演っていて、大成功だったと思います。良かった。本当に良かった。
んで、最後の最後につまらんことを書いてしまうが、フィナーレのデュエットでみちこが着てた衣裳が、また変な衣装で(上着の裾が、燕尾のようで燕尾じゃない、おっさんが着てるガウンみたいで変だった/涙)、なんでみちこにはノットスタイリッシュな衣裳がちょくちょく来るのかしら?と悲しくなりました。
も、もしかして、衣裳が変というより、みちこの体型の方に問題が(黙れ!)
・・・こういうこと書くから大手を振って「贔屓です」って言えないのよね。ごめん。
さて、次回の星組は、音楽がべらぼうに有名なオペレッタ『こうもり』をアレンジ?して上演らしい(でもヅカオタはあの曲を聴くと『うたかたの恋』を思い出す)
また喜劇なのね。もちろんいいんだけど、みちことふぅちゃんのコンビなら、『ミー&マイガール』か『Earnest in Love』とかを観てみたいと思う・・・って、両方花組にとられとる(って言うな)やんか。
むむむ・・・(みりお贔屓なのでこれ以上何も言えず)
と、とりあえず、お正月の国際フォーラムのチケットは命がけで確保するぞ!
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