てくてくミーハー道場

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2012年10月04日(木) 『ムサ×コジ ハイパー』(シアター1010 ミニシアター 特設リング)

この劇団。X-QUEST(エクスクエスト)

素直に白状します。全く知りませんでした。

出ている役者たち(そこそこ若い・・・ように見えた)を見ていて、「最近(ここ数年の間に)できた劇団なのかな?」と思ってググッってみたら、なんと、旗揚げは1990年とのこと!

もう23年もやってんの?!←不愉快な語調だったらごめんなさい。決して見下してるんじゃありません。純粋にびっくりしたんです。

(とはいえ、「若いように見えた」役者たちは実際に若く、5〜6年前にメンバー入りしたらしい)

・・・こんだけ面白いんなら、もう少し有名になってもいいと思うんだが。

あ、不愉快に思ったらごめんなさい。本当に、純粋にそう思っただけなんで。



(応援する意味で、大きく書かせていただきます)

すっごく、面白かった。

え? ておどるは、運動神経の良い男には、無条件に甘いって?



そのとおりですが、何か?(−−)←上より大きく書くな。





でもね、感心したのは、単純に身体能力を見せ付けるだけの「アクションオンリーパフォーマンス」ではなかったところよ。

ちゃんと“演劇”だった。

ストーリーは、まぁ、宮本武蔵の半生を、さほど深く掘り下げずになぞった感じで(この辺は「アクションありき」って感じだった)そんなたいしたヒネリはないんだけど(ほ、ほめてへんっ/汗)、話の運びにスピード感があったし、挟み込まれる笑いもバランスが良く(これをやりすぎると、「演劇」じゃなく「コント」になってしまう)、終わり方も良かった(佐藤仁美さん演じる「謎の女」の正体には、「へえ〜!」と感心)

歴史ものだったところも、ぼくがすいっと入っていけた要因だったかもしれない。

アクションはアクションでも、ぼくは「格闘技」はそんなに好きじゃないんでね。

今回は全編チャンバラだったところが、良かったんだと思う。

それと、額縁舞台ではなく(ミニシアターには初めて入った。こういうコヤ、久しぶりでテンション上がった(^^))中央に四角い舞台をしつらえてあって、それがボクシングやプロレスのリング状態で、それもテンション上がった要因かもしれない。

血が騒ぐというか。

そういう「全方向舞台」としての演出(どの位置から見てもそれぞれに面白さがある)も上手かったのに感心した。



この劇団の主宰のトクナガヒデカツ氏は、全公演のホンを書いて演出もして、役者として出演もしているらしい。

小劇場によくいる、プレイングマネージャー的なお人のようだ。

今プロフィール見てみたら、日芸(日本大学芸術学部)出身なのか!

加納(幸和)さんや三谷幸喜氏の後輩(たぶん)じゃん!(急に注目度アップ/笑)

全然知らないでいて、損したなあ。と、久々に思える舞台だった。



ただ、ちょっと残念かも・・・と思ったのは、出演者(男8人+女2人+声の出演2人)中、どうやら正式な劇団員は5名さまだけ? のようだった点(劇団のサイトを見てみた)

あとの5人の男優たち(声の出演者は明らかに別ユニットの人たちだと判った/笑)は、客演だったのか?

うーん、はっきり申し上げて、

「あの子イケメンじゃね?」

とておどるアンテナにひっかかった俳優さん(彼以外の人も、2人の女優さんも含めてみーんながんばってて応援したいので、ここで名前は出さないことにします)は、その、劇団員じゃない方に所属していたははははは。←そんならわざわざ書くなよ(叱)

あと、一場面だけ竹光を使って殺陣をするシーンがあったのだが、他のシーンで使ってた軽い銀の棒と違って、やはり竹光の扱いは若干難しそうだった。この場面だけほんのちょっと太刀筋が皆さん鈍かったです。

でも、銀棒は振り回すたびにキラキラキラキラして、それがまた良い雰囲気出してたよ。あれはあれで(ガチガチに史実に基づいた作劇ではなかったので)良かったんじゃないかと。


※終演後にですね、出演者の写メを撮って、ブログに載せても良いというイベント(?)があったのですが、ぼく、写メ撮るの下手でね、今見たら、ブレブレでした。あと、このブログは画像を載せないことを旨としてるので(理由は別になし)、言葉だけで応援さしてもらいました。以上。







でも、やっぱ、体が動く男って(女もだけど)、見てるとほんとに楽しいな。

ジャッキー・チェンもマイケル・ジャクソンも、劇男一世風靡も少年隊も、ぼくにとっては同じ括りですからねぇ。



さて、光一さんが出た『笑っていいとも』と『徹子の部屋』でも視るか。

(あのー、『めざまし』は・・・?)い、忙しい・・・。


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