てくてくミーハー道場
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我ながらあざといタイトルつけたな。タイトル詐欺だなこれ。
一応超有名映画『鬼龍院花子の生涯』をもじってますんです。こんな芸名つける翔君が悪いんです←かなり肝の据わった開き直り
せめて最後に「?」つければ良かったかな?
と、ぐだぐだ始まります。
この人は最後にしようと思ったんだけど、急に気が向いたので、本日急遽「金爆メンバーレビューするぜ!」鬼龍院翔編と言いたいんですが、喜矢武さんの時のエントリ(「100均キャン★ドゥ!」)でも書いたように、この人に関しては、とにかく書きたいことが山ほどあるのよね。
だから、今日は(熟年ておどる、体力もないので)ほんの小手調べにしようかと思ってます。
そしたらなんか、6月20日のお誕生日に(こういうことにこだわる点は、世代的に若い感じがする)ご本人が本出すみたいね。
皆さん、それを読めばもう他の情報は要らないんじゃないかな?(←書く気失せたなお前)
いやぁ、正直、ぼくとしてもこれが一番楽しみなリリースだわ。
あの人の思考回路と言うか、モノの捉え方や発想力に、すごく興味があるんでね。
実は、3月中旬には手に入れてた武道館ライブのDVDを最近になってやっと封切った(例によって例ですな)んだけど、タイトルの『一生バカ』を、まさかあんな風に表現してるとは思ってなかったんで、ちょっとぞっとしたというか。
「『一生バカ』って、こういうことか!」
と、瞠目したことである。
もちろん、普通に想像できる意味(「一生バカなことやっていきます」)も含まれてると思うんだが。
ゴールデンボンバーをバンドとして知った時(バンド以前の知り方をしたからね/笑)に最初にぼくが感じたのは、すごいラジカルさ。
ガチュピン動画のアホ可愛い乱暴さとはちょっと別の過激さがあった。
というのも、ぼくが最初に観たLive映像が「元カレ殺ス」だったからで。
「はー、こういうコミックソング(?)を主に歌ってるバンドなのか」(エアーってのはいつの間にか知ってました)
と、若干の誤解(か?)をした第一印象。
このテの歌詞を歌うアーティストは、長年生きてくるといくつか出会っているので(まりちゃんズとか、筋肉少女帯とか)、別段衝撃的でもなかった。
いや好きですよ、「元カレ殺ス」。つうか、ゴールデンボンバーの曲の99.5%が好き(なにそれ)
「元カレ〜」もそうなんだけど、物騒だったり暗い歌詞(でも、共感できるんだよなー)に限ってさわやかなメロディだったり疾走感のある曲だったり、タイトルが変な(おい)曲に限ってシリアスで胸に迫る曲(「腐男子」や「あしたのショー」なんか、「やられたっ!」と思った)が多いキリショーロジックに、ぼくも最初からまんまとはまってしまった感がある。
その次に観たのが「†ザ・V系っぽい曲†」で、
「ゴールデンボンバー演奏しろ! ゴールデンボンバー演奏しろ!」
と、バンドを脅迫(?)するフレーズを客が連呼する映像に、早速大笑いさせていただきました(≧▽≦)
楽しそう〜!
というのが、第二印象。
そう、全部が「楽しそう」なんだよな、このバンド。
ギャグがすべて面白いかと問われると「 」なんだけど(おいっ)、本人たち(と客)がひたすら楽しそうなんで、すごーく和む。
動画も楽しそう(撮ってる本人たちは命がけっぽいが)
コメント映像も楽しそう(スタッフは肝が冷えてると思うが/笑)
もちろんライブも(というか、ライブが一番)楽しそう。
そのライブに登場するおなじみのダンボール工作(武道館では封印されてたが)やアホな仕掛けを、ライブ前にせっせと本人たちで作ってると知った時、
「この人たちって、一年中文化祭やってるようなもんなんだな」
と思った。
話が急転直下(?)するが、この「一年中文化祭」が、ゴールデンボンバーというバンドを一番的確に表現してる気がする(自画自賛)
いやもちろん、友近が命名(2011年1月に出演した『はなまるマーケット』の中で)した「一生バカ」も、言いえて妙というか、最的確だと思うけどね。
本人たちが気に入って、ライブのタイトルにしちゃったくらい言いえて妙です。
だが、ぼくが思った「一年中文化祭」も、なかなか言い当ててると思うのよ(他にも「文化祭」って書いてる人いたしね。決してパクってませんよ)
というのは、この言葉って、なんか、ある種不気味と言うか、「そんなんじゃいけないよ!」っていう危機感を感じません?
「ぼうやたち、いつまでもそうやって遊んでられないんだよ」
って、いつかは宣言されるみたいな(それはアレですか? いわゆる本人たちは「行きません!」ときっぱり言い切っているメ○ャー宣言という意味ですか?)
いや、そういうことではなくて、つまらない勉強の日々があるから、たった3日間の文化祭が楽しいんであって、365日文化祭をやってるわけにはいかないのだってことだ。
そんないやでいやでたまらない正論が、いつも背後に張り付いてるみたいな、そんな刹那的なものを彼らを見てると感じるの、おっさんは(自己撞着)
そんなこと思ってたら、キリショーにとっては、高校時代に文化祭の後夜祭に出られなかった悔しさが、現在の仕事の原動力になってるみたいなことをブログやラジオで語っていて、「なるほどな」と思いました。
悪い言い方をすれば、“卒業できてない”わけだ。その屈辱から。
だから、ずっと仇討ちしてるわけやね、仕事として。
なんか、この人のこういうところが、好きだな、と思う。女々しくて(笑)
まぁ、才能があれば、何したって反則にはならない、というずるい結論になっちゃうわけだが。
なんか、すべてこじつけっぽくなってしまうが、こういう、ギャグの中にあるそこはかとない不気味さとか、一見コミックソング的な歌詞の中にある底の深いせつなさとか、そもそもが、本人の、決して恵まれているとは言えない素の容姿(こ、こらぁっ!!!1!←手が滑った)が、ビジュアルメイクすると、あれほど妖艶に変わるところとか、とにかく、
アンビバレンツの塊
であるところが、鬼龍院翔の魅力であろうとぼくは分析する。
例えば。
すきっ歯。深海魚(by歌広場淳)。まな板に目鼻(by樽美酒研二)。猫背。低身長(164.7センチ)。六頭身。骨折体質(!)
ビジュアル系なのに(涙)
タミヤTシャツ。ユニクロのキャメルのカーディガン。赤青のクロックス。便所サンダル。残念なファッションセンス。キスミー無視の掟。
ヴィジュアル系なのに(泣)
GACKT崇拝。木村カエラと元同級生。90年代J-POP。AV中毒。ネット中毒。ブックオフ住民。パン好き。マック中毒。マヨネーズ中毒。納豆嫌い。梅干し嫌い。炭酸飲料嫌い(だんだん関係なくなってきた)
ヴィジュアル系って・・・何ーーーーーーー?!(叫)
・・・と、鬼龍院翔さんに関連するキーワードは、クイズになったらたちどころに答えられそうなくらい数限りなくあるのだが、まぁ、一番端的に言えば、「歌の上手いスティッチ」(言うな! それを)である。
というか、これだけ自分に関する分かりやすいアイコンを披歴しているところに、かなりな自己プロデュース力を感じてしまうのは、相当絡め捕られているのであろうか?
いつも同じ服を着てるなんてとこは、児童マンガの主人公そのものだもんな。
目立ちたがり屋のくせに、常におどおどしてる感じなんかは、三谷幸喜に通ずるものを感じる。シニカルなものの見方をするところなんかも。
ぼくはゴールデンボンバーを知ってまだ1年半ぐらいしか経たないが、これまでの彼らの来し方を見ていると、今後彼らが外部からどんな仕打ちを受けようとも、案外するりするりと上手くかわしながら潜り抜けていくような気がする。
それはこの鬼龍院翔という、ゴールデンボンバーの頭のデカい(コラ)頭脳が、相当にモノを見通す目を持っていて、肝も据わっているように思えるからなんだ。
やっぱ絡め捕られてる?「毒グモ女(萌え燃え編)」みたいになってる?
しっかし、こないだの『深夜のHEY! HEY! HEY!』(20日放映)はゴールデンボンバーの過去の地上波テレビ出演の中で一番の出来だったな。
本放送(23日)がショボすぎただけに、全国の人に視てもらえなかったのが本当に残念。
You Tubeとかに上がってないのかしらん?
(大変申し訳ないのですが、ぼくは、上げる気はありません。一応権利問題に関してはコンプライアンス上厳しい職業でもありますので・・・なんて、単にソフトとか持ってないだけなのだが)
やっぱ、深夜というか、限られた枠内でこそ本領を発揮する人たちと言えるのかもしれない。
なにしろ本放送でぼくが一番画面にくぎ付けになったのは、
「世界リリース」
という寝耳に水の情報が出たときだったからな。
今まで何十回とつぶやいてきたセリフだが、この時こそ、
「インディーズとメジャーの違いって、何?」
とつぶやかずにはいられなかったデスよ。
ぼくにとっては、ゴールデンボンバーは最初から近くにいなかったので(−−)ギャの皆さんみたいに「これでますます遠くに行っちゃう」とかは思わないんだけどね。さすがに今回の情報には、“業界の仕組み”の複雑さに理解力がマヒしてしまいました。
ともかく、『深夜のHEY! HEY! HEY!』はあまりにも面白かったので、動画サイトに録画を上げることはできませんが(←ケチ!)、文字レポで良ければ、近日書きますので、気が向いた方はまたいらしてください。
よろしくお願いします。
ほれ見ろ、「小手調べ」とか言って、やっぱこんなに長くなっちまった。
では最後に、『鬼龍院花子の生涯』に関するトリビアを2つ(なんで?!)
1.夏目雅子がCMなどで言い放っていた有名なセリフは、「なめたら、いかんぜよ!」であって、「あかんぜよ」ではありません(これ、間違えてる人がけっこう多い)
2.夏目雅子が「鬼龍院花子」なのではありません(これも間違えてる人がかなり多い。つうか、ほとんどの人はちゃんと映画観てないよね。夏目雅子が演じたのは「林田松恵」です)
・・・どうでも良かったですね。
つうか、翔くんはどっからこの「鬼龍院」という姓を持ってきたんだろうか? この映画1982年公開なんだけど・・・まぁ、知ってる人は知ってるか。
初めてフルネーム知った時、「氣志團の綾小路翔さんとダダかぶりやんか」と思ったんだけど、「翔」が本名だって知って、さすが80年代生まれだと思いました。
親が『ハイ★ブギ』世代なんだもんね〜・・・(遠い目)
・・・また話が逸れちまった。
さて、淳&研二編が立ち消えにならないよう、ファンの方は祈っていてください(そんなに期待してないと思うけど)
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